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09月25日-03号

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  1. いの町議会 2002-09-25
    09月25日-03号


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    伊野町議会 平成14年第3回( 9月)定例会           平成14年第3回伊野町定例会会議録招集年月日  平成14年9月25日(水曜日)場   所  伊 野 町 議 事 堂出席議員議席番号氏     名議席番号氏     名1番別  役  博  明11番久  武  啓  士2番土  居  豊  榮12番畑  山  博  行3番森  木  昭  雄13番森  田  千 鶴 子4番勝 賀 瀬  英  章14番吉  良  正  雄5番西  内  淳  補15番長  崎     譲6番近  内  敏  弘16番永  野  和  雄7番浜  田  重 三 郎17番大  原  孝  弘8番井  上  敏  雄18番北  岡  義  彦9番津  野  成  助19番池  沢  紀  子10番山  岡     勉20番西  川  か ず 子欠席議員議席番号氏     名議席番号氏     名                                                                                                                事務局職員出席者事務局長藤  岡  孝  雄書記森  田  里  香説明のため出席した者町長塩  田     始助役上  田  周  五出納室長上  田  敬  介教育長濱  田     啓総務課長企画財政課長岡  林  正  憲水道課長西  川  和  水建設課長井  上  正  男偕楽荘所長森  木  祥  夫環境対策課長伊  藤  孝  造紙の博物館長町  田  好  徳産業経済課長尾  崎  都  男国体担当参事山  崎  豊  久ほけん福祉課長吉  良  正  道公民館長尾  崎  和  敏税務課長補佐揚  田  謙  二建設課参事浜  田  孝  男住民課長森     幹  夫              平成14年第3回定例会議事日程(第3号)          平成14年9月25日(水曜日)午前10時開議           第1 一般質問                16番  永  野  和  雄                19番  池  沢  紀  子                3番  森  木  昭  雄                17番  大  原  孝  弘                6番  近  内  敏  弘                14番  吉  良  正  雄      開議 10時4分 ○議長(西川かず子君) これから本日の会議を開きます。 本日、執行部より議案第89号が追加提出されお手元に配付してありますので、ご報告します。 なお、議事の都合上、追加議案に係る議案の朗読、提案理由の説明、合同審査並びに質疑は最終日、一般質問終了後に行いますので、ご了承願います。 これより日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(西川かず子君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。16番、永野和雄君。      〔16番 永野和雄君登壇〕 ◆16番(永野和雄君) おはようございます。 大変私は光栄でございまして、新塩田町政誕生の2回目の定例会に、またトップバッターを議運の方で決めていただきまして、まことにありがとうございます。 ただいま委員長から大変高い次元でというお話がございましたので、高いか低いかわかりませんけれども、簡潔に質問をいたしたいと思います。 それでは、通告どおり質問をさせていただきます。 まず、町長の政治姿勢ということで2点お伺いをいたします。 水害についてということでございますが、まず9月1日の深夜から9月2日の朝にかけまして、台風15号によります豪雨のために大変大きな水害をこうむりました罹災者に対しまして心からお見舞いを申し上げるところでございます。 町長の行政報告にもありましたように、9月1日の深夜から2日の早朝にかけまして、豪雨により枝川地区では大水害に見舞われました。今回の水害は、平成5年11月の季節はずれの豪雨水害より大きく、平成5年のときには玄関先しか来なかったお家でも、今回は床上30センチの水害に見舞われております。まことにお気の毒と申し上げるしかございません。 この水害によりまして、特に枝川地区の住民が、水道を使いながら懸命に水の引くに連れて泥を流しておるところでございます。特に、高齢者ほど心身ともに疲れ果てております。言葉に言いあらわせないほど気の毒に思うわけでございますが、この被災者の心身を少しでもいやして上げることはできないものでしょうか。また、床下・床上浸水の家庭の中の消毒についても、何か方法がないのかお尋ねをいたします。 次に、市町村合併についてお伺いをいたします。 まず、市町村合併につきましては、おおよそ伊野町の方向は明らかになりつつあるわけでございますが、財産処理についてお伺いいたします。 平成の合併は、昭和の合併と違いまして、財政力の差を国が是正することなく進めております。ただ、合併特例債合併市町村に対する交付税措置で国は合併を進めておりますが、そこで伊野町がこれまでこつこつと積み立ててきた財産は町民のためにある程度使うことはいかがなものでしょうか。 次に、合併問題と広域行政とのかかわりについて、町長の所見をお伺いいたします。 次に、町民と町益についてという主題でございますが、現在の地籍調査進捗状況をお伺いいたしまして、1回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) おはようございます。永野議員のご質問にお答えをいたします。 私の政治姿勢について、また水害についてのお尋ねがございました。 去る9月1日深夜から2日早朝にかけての豪雨災害において被災されました方々に、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、ご質問でございますが、2日早朝より被災された方々の被災地に出向き、私自身がお見舞いを申し上げるべきであると今でも私は思っております。しかしながら、今議会の冒頭の中で私が行政説明の中で触れましたとおり、音竹地区にございます終末処理場の中で緊急事態が判明をいたしました。私、水防本部長を務めておりますので、最高責任者としてその指揮をとり災害復旧に当たる必要が生じていたため、被災地に出向けなかったことをご理解をお願いしたいと思います。 また、消毒につきましては、消毒液の配布等につきましても、深夜から私多くの職員に指示を申し上げまして配布等も行ったわけでございますが、いざ消毒の実施となりますと、それは町内会であるとか、そういった方々のお力をいただきたいと、私は思っております。 次に、市町村合併についてのお尋ねがございました。 合併までに基金等を活用し、施設整備をしたらとの趣旨であったかと思いますが、町行政につきましては、伊野町振興計画の実施計画に基づきまして、財源の見通しを立てながら運営をしております。合併前の計画に上がっていない施設整備につきましては、現時点では私は適当でないと判断いたします。合併後、必要な施設等につきましては、新しく生まれます新市町村の建設計画の中で、合併特例債等を活用しながら整備に取組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また、合併と広域についてどのように考えておるのかというご質問もございました。 広域行政につきましては、単独市町村でできないといった財政の負担等も含めまして、なかなか難しいであろうといったことから、県の指導によりまして複数の市町村が広域の事務組合をつくって運営しているところでございます。 今回、県の市町村合併を示した案が図らずも伊野が今一番多くかかわっておる土佐市、日高村、吾北村、春野町といった当初の計画が県から出されました。しかし、議員の皆様方の合併に対するご意見をいただきまして、私も先日日高の村長さん、それから土佐市長さんに対しまして、合併は合併であります、広域行政はこれからもよろしくお願いしますと頭を下げてきたところでございます。 私からは、以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 16番、永野議員地籍調査進捗状況はというご質問にお答えをいたします。 地籍調査につきましては、平成8年度より調査に取組み、13年度末までに柳瀬上分、石見と柳瀬地区の一部、三ツ内、勝賀瀬山の一部11.96平方キロメートルが完了しているところであります。14年度につきましては、勝賀瀬山と柳瀬地区3.18平方キロを実施しておりまして、本年度末の進捗率は15.1%となります。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 16番議員の2回目の発言を許します。      〔16番 永野和雄君登壇〕 ◆16番(永野和雄君) 2回目の質問をいたします。 町長が水防本部長であって、本部を離れるわけにはいかないということは私もよく理解をいたしておるものでございます。ただ、これまでも何回かこの席で質問をいたしてまいりましたが、本当に罹災者は水の来るたびにたたみを上げ、また家財道具の上げれるものは上に上げるということで、大変肉体的な労働をしなければならないわけでございます。さらに、水の引くたびに道路を洗わないと、なかなか水が引いてしまいますと作業が大変でございますが、特に高齢者の方になりましたら、その作業が大変なわけでございます。したがいまして、やはりそこには水道料もかさんでくるし、しかもそういう労力も必要でございますので、行政側として何かその心身の疲れをいやす手だてはないものかと、こういうことでございます。すなわち、水道料の減額をするとか、あるいは散水車を回して町道を洗うとかという方法はとれないものだろうかというふうに思うわけです。 さらに、あれだけつかりますと、泥水で家の中は随分汚れておるわけでございまして、それぞれ個人的な考え方はあろうかと思いますが、やはり消毒もしたいと、今でも家の中のにおいはとれてないという現状もございます。したがいまして、衛生面から考えましても、常日ごろ消毒器とか噴霧器を備えておければいいわけですけれども、農家でないがゆえに噴霧器もないということでございますので、やはり町として何器か噴霧器も備えて、薬剤も提供してあげて、消毒は個々自分個人がやればいいものでございますので、そういう面のことを何とかしてあげることはできないかと、こういうことでございます。 それから、市町村合併につきましては、私は一番危惧しておるのは、今町長から土佐市、あるいは日高村に対して、合併は合併、広域は広域ということで頭を下げてきておると、こういう答弁がございますが、やはりそれがそれですんなり済めばいいわけですが、なかなか感情的なものが生じないとも限らないわけでございますので、私はそんな面を危惧して町長の姿勢をお伺いしたわけでございます。 次に、地籍調査でございますが、ただいま総務課長からこれまでの出来高の報告がございましたけれども、このままいけば、まだまだあと20年以上かかると、1チームでやるとそれくらいの時間がかかるわけで。今の町民に課税をしておる固定資産税が公平でないと、いわゆる公正でないということ、現実あるわけです。すなわち、公簿面積と実測との差があるわけでございますので、新しく団地に来られてお家を建てられた方は、30坪なら30坪きっちりの固定資産税を払っておるわけです。ところが、そうでない場所がありまして、その人たちは新しくお家を団地の中へ建てられた方々よりは、いわゆる得をしておるということになっておるわけです。面積がふえれば、課税率は一緒でも、町益にもつながるわけです。さらに、個人が家屋調査士を雇って測量しますと、随分高い費用がかかるわけでございますので、この地籍調査については町民も利益を得るが、伊野町も歳入の増になるということを考えましたら、少々人件費が要りましても、2チーム、あるいは3チームでこの作業をできるだけ早い時期に完了するのがいいだろうというふうに思いますので質問をしたわけでございますが、なお町としてチームをふやして、早くこの事業を完成する考えがあるのかないのかをお尋ねいたしまして、全部一般質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 永野議員の第2回目の質問にお答えをいたします。 まず、豪雨災害について私の政治姿勢についてのお尋ねがございました。 私も、高齢者等の後作業につきましては大変ご苦労なされておると、私も感じております。その中で、水道料の減額であるとか労力の提供、町道の洗浄であるとか、幾つか項目がございました。 まず、水道につきましても、私9月2日の未明といいますか、2時ごろから職員に、朝起きてから水道が多く使われますと、だから水道の水源地のスイッチ等につきまして確保してくださいと指示をいたしまして、朝4時ごろすべて確保できるような状態になっておりました。 その中で、水道料の減額ということでございますが、なかなか難しい問題がございます。といいますのは、毎月毎月加算されるといった問題ではなく、短期間に使用されるといったことでございまして、慎重にこれは検討していかなくてはならないと思っております。 また、ご質問の中で、私できると今感じておりますのは、浸水が予測される地区に噴霧器といったご質問もございました。これは、地区内で持っている方も持っていない方もおられようと思います。こういった、すぐに消毒をしたいといった方もおいでますでしょうから、噴霧器等につきましてはご希望もお伺いしながら、地域内への配置といったことは考えていきたいと思っております。 薬剤の場合は、床上には提供しておりますが、また議員の方から、床下浸水者に対しても薬剤が要るのであるといった多くの声があるのであれば、そのことにつきましては、私また検討してまいりたいと思っております。 もう一点、合併、広域についてのご質問がございました。 すんなり済めばいいのだがといったご質問だったと思いますが、私も広域行政はこれからも続けていただきたいという思いがいっぱいでございます。ただ、私に課せられた今の合併問題につきましては、伊野町民の意見を酌み取った議員さんの総意であると認識しておりますので、私は従来から議会の意見を尊重すると言ってきた立場から、合併は合併、広域はお願いをするといった立場をとっているところでございます。 私からは、以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 永野議員の2回目の質問にお答えをいたします。 地籍調査を実施することによりまして、先祖から受け継がれた財産が確定、保護されます。町としましても、全体的に地籍の差、伸びが予想されますので、固定資産税の適正な課税にもつながってきますので、なるだけ早い調査を目指し、平成15年度から2班体制で取組んでまいりたいと、このように考えております。 なお、平成13年度からは、調査体制や境界杭の運搬等、地籍調査に際します地権者との協力体制を得るなどしまして、地籍調査スピード化を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 以上で16番、永野和雄君の一般質問を終わります。 19番、池沢紀子君の発言を許します。19番。      〔19番 池沢紀子君登壇〕 ◆19番(池沢紀子君) 通告に従いまして、一般質問を行います。 まず初めに、豪雨災害について、永野議員と重なるところは省きます。 ア、経過説明と職員の配置を含めての被害状況についてお伺いいたします。 イ、町民への対応とその反省点、課題。いろいろな細かい対応が町民へなされたと思います。特に、被害を受けられた町民の方への対応の中で、町職員の対応のまずさが目立ったところがあったのではないでしょうか。そういったところの反省点ないし課題についてお伺いいたします。 ウ、対策のマニュアル化ですが、例えば消毒について、先ほども議論されましたが、それにおきまして担当課において消毒状況がどこまで実施されているかというようなことが課長が把握されていないような実態が民生環境常任委員会の中で明らかにされましたが、そういうところも把握できるような各課における対策のマニュアル化が必要ではないかと思われますので、それについてお尋ねいたします。 エ、放水トンネルについてですが、済いません。その前に、申しわけないですけれども、イ、町民への対応とその反省点、課題について、具体的に細かいところをつけ加えます。 町道の通行止めについて、枝川福祉センターの近くの方からの質問と要望を受けまして、町の方へメールを送りました。その内容なんですけれども、自宅の前の道路が浸水し、家が浸水しかけようとし出したので、車を通行止めにしてもらえないか、車が通るたびに波が立ち家に押し寄せ、床に上がってしまい、機材がつかるなどのことがあるのでと警察に連絡しても取り合ってもらえず、その結果機材が故障したそうです。 質問その1、どうして通行止めにしてもらえないのでしょうか、質問その2、故障した機材の弁償はどこがしてくれるのでしょうか、こうメールで質問いたしました。私が町へメールをしたので、町道ないしは生活道についての質問ということは、私は前提にあったのですが、それについて回答が総務課から来ました。通行止めについては、道路管理者が決定します。警察はそれに対する協力をします。質問その2、故障した機材の弁償はどこがしてくれますかということにつきましては、町では判断しかねますので、弁護士などにお問い合わせくださいと、こういうふうなお答えでした。 それで、不思議に思ったのは、じゃあ町道ないし町の生活道についての通行止め道路管理者が決定します、これは町の方で決定されるのじゃないかと思いまして、じゃあどうしてもう少し丁寧にお答えが返らないのかなと疑問を感じました。このことについて、町長の考えをお尋ねいたします。 それと、緊急時の放送が聞こえないというような地区の方からのご意見がありました。例えば、西浦の1、3、6の方ですけれども、ポンプがとまりました。その放送は午前4時ぐらいにあったんですけれども、1区と3区の地区におきましては、その緊急の放送が聞こえないというような住民の方からの苦情と要望がありました。早期に改善をしてほしい、このことにつきましてはこの議会でも再三提案といいますか要望を出しておりますが依然として改善されずに、今回の豪雨災害のときも聞こえなかったというような状態があったわけです。 それと、車両の避難場所としての枝川小グラウンドの開放なんですけれども、これについて現状と今後の対策をお伺いします。 実は、これにつきましても、再三住民の方から苦情、要望があっております。浸水が予想されるので、小学校へ車を避難させようと思って持っていったけれども、小学校の門が閉まっとって、結局避難することができずに持ち帰ってしまったと、また避難できるようなところへ置いてあったけれども、大雨で思ったより浸水がひどくて車がつかってしまったと、そういうふうな苦情も届いておりますけれども、枝川小学校グラウンドの開放の現状と課題、もう少し臨機応変に対応できないのかお尋ねいたします。 それと、もとへ戻ります。エ、の放水トンネルについてです。 放水トンネルが完成していたらとか、放水トンネルはいつできるぜ、ちゃんとできゆうがかえ、ポンプがとまったけどどうなっちゅうぜとか、いろんな声が聞こえてきました。町民は、どこのポンプがどうしてとまったのか、枝川雨水ポンプ場音竹排水機場のポンプ、放水トンネルの機能と、どこの地区の雨水がどこのポンプへ流入しどこへ流れ出るのか、宇治川や仁淀川の水位がどのくらいまで上がればポンプとか放水トンネルがどのようになるのか、とめないかんとか、機能が失われはしないのか、そのようなことについての確認をさせていただきたいと思います。また、これらのことを住民へ周知徹底する必要があると考えますが、その方法はどういうようにするのかお尋ねします。 それと、オ、の西バイパスですけれども、西バイパスにかかる是友-枝川地区の被害についてはどのように把握し、対応を検討されていますかお尋ねいたします。 それと、大きく2として、西バイパスについてでありますけれども、雨水、土石流対策を十分にすべきというのが地区の要望なんですけれども、さきの豪雨被害によりましてさらなる住民の不安が高まったわけです。このさきの豪雨災害を受けて、見直された点があったのではないでしょうか。見直し、検討をどのようにされているのかお尋ねいたします。そして、是友-枝川地区間の課題をどのように押さえられているのかお尋ねいたします。 ウとして、西浦1、3、6の交通安全対策についてですけれども、なかなか交通が混雑しておりまして、町道諸枝線において是友から西浦1、6区への町道が拡張されようとしておりますけれども、現在西浦1、3、6区の町道、生活道は朝夕の通勤時に限らず、一日中車両の通行量が大変多くて、子どもたちやお年寄りにとって危険な状態が続いております。特に、一旦停止のところがあるんですけれども、それを東西にやられておりますけれども、ほとんどの車が一旦停止をしない状態です。以前は、警察が来てちょっと取り締まりもしていたようですけれども、最近そのような警察の取り締まりも見受けられません。この西浦1、3、6区の交通安全対策について、町としてどのように考えておられるのかお尋ねいたします。 2番目のエ、承諾書についてです。これは、町が公共工事を行う際に用いられる承諾書についてお尋ねいたします。 西バイパストンネル部分があるんですけれども、枝川から是友地区へ抜ける。そのトンネル地質調査におけるハッパをかけるということで、それについて地権者に対する承諾書なんですけれども、この土地所有者の住所と氏名が印刷されているのはどうしてでしょうか。それで、これやったら、だれかが三文判で印のところへ押せればいいわけですよね。こういう承諾書というものは、直筆でその本人が住所、氏名を書く必要があるのではないでしょうか。それと、年月日も記載されないまま地権者に渡されたわけです。そういった少しの行政の手続の不十分さによって、住民は行政に対して小さな不安感を募らせるのではないかと思いますが、町長にお尋ねいたします。 3番目、議会と執行部のあり方について、あるべき姿をどう認識されているのかお尋ねいたします。 これは、さきの議会でもお尋ねいたしましたけれども、イ、議会直前合同勉強会をずっと続けていくおつもりですか。6月にも議論をいたしましたけれども、町長はまた9月議会直前に、議会の議員と町執行部合同勉強会という名のもとに、議会へ提出予定の議案等について執行部から説明があり、議員も質問をしたようです。私は、こういうことは余りするべきではないと考えております。ややもして、議会と執行部がなれ合いになり、町民から閉ざされた場において大切な議論が隠されてしまうのではないかと思っております。伊野町におきましては、このようなことは今までなかったわけですけれども、塩田町長になりましてこのようなことが始まったわけです。県におきましてはそのようなことは慣例であったのでしょうか、お尋ねいたします。 ウ、議場での執行部の答弁のあり方や日常における町民の代弁者としての議員の質問に対する町職員の対応は誠実になされているのか、現況と課題についてお伺いいたします。 議場での執行部の答弁も、町長はお聞きいただいて何回かになるとは思いますけれども、適当でない答弁をされている執行部の方もいらっしゃることは、町長も十分わかってらっしゃるのではないでしょうか。 4番目に、伊野町役場ホームページ、各支所などへ配置されているタッチパネルの運用並びに町民への周知はどのようにされていますか。 タッチパネルが、この役場の玄関にあったりとか、各支所やコミュニティーセンターにあります。それが、私も関心がありますので、町民がどんなにして利用しているのかなと思って見るんですけれども、比較的子どもなんかが触れているように思います。まだまだでも町民へは余り使えるものっていうか、町民の財産なんですけれども、それが町民のものになっていない、浸透してないように思いますけれども、そう思ってこの質問をしております。 ア、メールがあるんですけれども、メールへの対応は十分されていますか。町民からは、町へメールを送ったけれどもなかなか返事が来ないというような苦情もあり、何件か町の方へお届けをしました。その後、きちんと対応はされているのかお伺いいたします。 イ、議員への貸付パソコンがありますが、これが1台20万円弱だったと思います。20万円かける20人、400万円近くの予算、町民の税金を投じたわけですけれども、この議員への貸付パソコンの費用対効果をどのように把握されているのかお尋ねいたします。 5番目に、地域福祉、高齢者福祉についてお尋ねいたします。 ア、ひとり暮らしの高齢者、また痴呆の高齢者を抱えた家庭や介護者はさまざまな問題にぶつかり、精神的にも肉体的にも大きな負担を強いられます。時として老々介護といわれる高齢者が高齢者を介護するケースであったり、また介護者がちょうど更年期障害であったり、さらには介護者がいなくて、地域とのつき合いもなくひとり孤立化し、社会から切り離されてしまうなど、いろいろなケースがあります。痴呆老人を抱え、介護に苦しむ家庭への救済措置は、現在どのようなものがありますか。また、最近はひとり暮らしのお年寄りや高齢者のみの家庭をねらった悪質な詐欺まがいな事件も起きております。このようなひとり暮らしや痴呆症状を伴う高齢者を行政と地域でいかに連携し支えていこうとしているのですか、市町村合併を踏まえて、町長の見解をお伺いしたいと思います。 イ、本川、吾北、伊野の合併を町長が考えるならば、この高齢者福祉、地域福祉は重要なことの一つでありますけれども、町長として特別な取組み、政策案があるはずです。その具体的な政策をお伺いします。 ウ、社協、ヘルパー、訪問看護ステーションの現在の連携状況と今後におけるそれぞれの業務のあり方と課題をお伺いいたします。 6番目に、枝川公園についてお伺いいたします。 ア、町民の憩いの場としての安全性の観点からお尋ねいたします。 枝川公園について議案がこの9月議会に提案されていて、質疑で具体的な図面の説明をしてほしいと言いましたところ、課長は字が小さくて読めず、説明が十分できませんでしたので、この場で再度の説明をお願いいたします。 その中で、水をためるというようなことが2つ池があって噴水をつくるんですかね。水をためるというような説明もありました。その安全性も含めて、十分なものかお尋ねいたします。 イ、トイレについてでありますけれども、既にできて住民が使っております、私たちが使っていますトイレなんですけれども、レンガづくりで暗くて、防犯上危険でないかとの地区民の声に対して、以前この議会でも取り上げてましたけれども、どのように改善するのか、町長が代わりましたが、お伺いいたします。 7番、町単独補助金の見直しについて。 ア、町民に対し公平、公正な補助金行政にするための具体策をお伺いします。 ほかの町村で置いているような審議会や検討委員会をつくるとかの具体的な取組みを早急にすべきだと考えます。このことを指摘した行革答申が出てから随分月日が流れているのではないでしょうか。 イ、補助金を受ける団体・組織のあり方、事務局のあり方、予算・会計のあり方についてお伺いします。 予算作成や、その団体がです。予算作成や実績報告をきちんと町に文書により提出されていますか。それをきちんと担当課は把握していますか。そして、全体として把握をできているのでしょうか。予算が足りないから町が補助金を出すのではないでしょうか。その団体に会計上余裕があったり、またはその団体がほかの団体などへ補助をしているような余裕があるような団体へは、町から補助を出す必要があるのでしょうか。補助金団体の実情を十分精査した上での補助金を交付しているのか、チェックやその指導を十分しているのか、担当課として全体として町長として、その点きちんと把握されているのかお伺いいたします。 そしてウとして、町職員さんが町単独補助金団体の事務局や会計をしている事例が数例あります。このことの是非について町長はどのように認識されているのかお伺いします。 8番、町行政サービスは、町民に対して優しく親切に行われていますか。町長が就任されて5カ月ぐらいになりますが、町職員が行う行政サービスは町民に対して優しく親切に行われているのか、具体的な町職員と町民の対応を目の当たりにする機会がありましたでしょうか。実態把握をするために、町長みずからどのような努力をされているのかお尋ねいたします。 9番目に、住基ネットについてお伺いいたします。 住基ネット稼働1週間で全国32市町村でトラブル、誤記入やデータ流出とか、住民票コードの受取拒否とか、いろいろな問題が伝えられています。すべての国民に11けたの番号をつけ、個人情報を管理する。牛は10けた、人は11けたとも言われたりもしています。プライバシーがない社会になるのではないか、世界の動きに逆行しているのではないかと思われるような住民基本台帳ネットワーク、住基ネットについて不安を感じている町民を代表してお尋ねいたします。 ア、参入をやめなかった理由についてお尋ねします。 イ、町民への広報はどのようにしましたか、今後どのようにするのかお伺いします。 ウ、国からの指導はどのようなものがありましたか。 エ、メリットはどういったところでしょうか。 オ、配達記録証明郵便について、住民の理解は得られていましたか。 カ、個人情報漏えいのおそれはどうでしょうか。 あるとしたら、キ、そのセキュリティー対策はどのようにするのですか。 ク、受取拒否者、その数も含めて、その受取拒否者と期間経過者への今までの対応と今後の取組みをお尋ねいたします。 ケ、運用管理についての要綱の作成の計画はどうなっていますか。 コ、来年8月までの行政の取組みは何をしていくのかお伺いします。 サ、町民は、実際にどう利用し、かかわっていくのかも、あわせてお伺いします。 それと、10、13年度決算状況の報告を町長は受けたと思います。初めての決算状況の報告と思いますけれども、その感想と14年度予算作成への意気込みと課題について、これまでの町行政執行状況に対する改善策の具体をお伺いいたします。 11番、男女共同参画推進について。 ア、女性の声がもっと反映される行政のあり方と進め方についてお伺いします。 この8年間で町が取組んだことの主なものは、教育委員をはじめ、女性の行政委員への登用人数を増やしたことや、女性行政を分掌化し総務課に担当職員を配置したこととか、県の補助事業を行ったことなどですが、今後さらに女性の声がもっと反映される行政にするためのあり方や具体的な進め方について、町長はどのように考えているのかお伺いします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員のご質問にお答えをいたします。 まず最初にお断りをしておきたいんですが、通告の中には町長というふうに答弁者がなっておりました。先ほどのご質問を聞きますと、町長であるか課長であるかといった質問もございました。私、細部とか、担当課が答えるのが適当であるといった、私の独断となるかもわかりませんけど、そういったことで、担当課長からもお答えをさすことをお許し願いたいと思います。 まず、豪雨災害について何点かお尋ねがございました。 私の方からは、防災活動のマニュアル化についてお答えをしたいと思います。 伊野町防災計画の中で庁内の防災体制は定められており、それぞれの課におきまして、危機管理意識を持った防災活動を実施しているところでございますが、ご質問の防災へのマニュアル化といったものは重要なことであると認識しております。ただ一方、マニュアル化をしますと、その枠からようはみ出ないといった危険性もございますので、柔軟な対応が可能となる行動計画を全庁を挙げて取組んでまいります。 次に、放水トンネルにつきましては、課長といったことがありましたので、課長の方からお答えをさします。 豪雨災害についての西バイパスのご質問がございました。 西バイパスが完成されますと、今回のような豪雨による被害が拡大されるのではないかとのお尋ねがございました。 ご質問のとおり、道路上で受けました雨水は、山地等への山や田畑へのしみ込みが少なくなく、一定量の一時的な増加を想定をしております。そういった防災対策は、これからも十分検討してまいります。 次に、町道の通行止めにつきまして、管理者である町長にといったご質問がございました。 私は、住宅街にある町道につきましては、こういった浸水時に通行止めをするのかしないのか、大きな判断と決断が要ると考えております。と申しますのは、外から町内へ浸水をしておるところへ入ってくる車両は、私は少ないのではないかと考えておりますし、町内の車であるとか避難の際に町内から町外へ出る車が多いものであると認識しておるところから、道路を通行止めにすることにより、町内から避難する方々へのデメリットの方が大きいのではないかと思っておるところでございます。 次に、西バイパスについて何点かお尋ねがございました。 まず、雨水・土石流対策でございますが、県が危険渓流として指定しているところもございまして、指定されていない渓流も含め、県と協議し、砂防堰堤などができないのか具体的な検討に入っているところでございます。 雨水対策につきましては、先ほども申しましたとおり、防災上重要な課題であると認識しておりますので、国土交通省と現在協議をしているところでございます。 次に、是友-枝川地区の課題についてお尋ねがございました。 私は、公共事業の実施に当たりましては、基本原則といたしまして地権者及び地元住民の皆様のご理解、ご協力であると考えております。基本原則は、ご理解ご協力であると考えております。当地区におきましては、このことに合わせまして、雨水対策及び土石流対策であると認識をしておるところでございます。 次に、議会と執行部のあり方について3点お尋ねがございましたので、合わせてお答えをいたします。 議会からのご意見は住民の皆様のご意見と受けとめ、町民の皆様の公益に向けました行政執行を行っていかなくてはなりませんし、お互い建設的な意見を交換する組織であると認識しておるところでございます。議会直前合同勉強会につきましては、6月議会と今議会の2回の勉強会を開催したところでございますが、これまでの反省点を改善しながら、また職員の能力開発を図る上からも続けてまいりたいと考えております。 私は、なれ合いといった思いはなく、この議題につきましても正式に議会に提出しておるところでございますので、議会前の勉強会であると認識しておるところでございます。 また、県ではどうしておったかといったご質問もございました。県におきましても、各会派等の要望もございますし、執行部からこれについては議論をしていただきたいといった重要な問題についてはこれまで勉強会を開催した経過はございます。 次に、議員に対します町職員の対応については、議員のご指摘のとおりでございますが、議場ではそれぞれの課長は一生懸命対応し、答弁しているものと感じておりますが、適当でない答弁もあるとのご指摘も含めまして、改善を行ってまいります。 次に、地域福祉についてお尋ねがございました。 ひとり暮らしの高齢者を行政と地域でいかに連携し支えていこうとするのかといったお尋ねにつきましては、みんなが住みなれた地域で生き生きと生活し、安心して暮らせることは大切なことでございます。しかし、高齢となり体が不自由となる、また痴呆が出てくるなどにより、今までできていたことができなくなるといったことが起こってくると私も思います。近くにお世話をしてくれる方がいればいいわけですが、いない場合は深刻な問題となってきます。現在は、民間の福祉活力の導入を重要視しておりまして、高齢者の皆様が安心して暮らせるよう、デイであるとかヘルプであるとかのサービスの質の向上を求めていきたいと考えております。グループホーム的施設等につきましても、要介護者にとって利用しやすい施設についての協議を重ねておりますが、やはり家庭や地域ぐるみでの介護も必要ではないかと考えております。 また、詐欺まがいへの対応といったご質問もございました。 詐欺まがいの対応につきましては、本当に私も心傷むところでございます。町としましても、広報紙等でこれまでお知らせしたところでございますが、県の消費生活センターとも連携をいたしまして、誤って買った場合に返品方法等につきましても、また広報紙等でお知らせをしていきたいと思います。 2点目の合併を考えるなら、町長として特別な取組み、政策があるのではないかとのお尋ねがございます。 これからの高齢者の福祉サービスのあり方や負担をどのようにしていくのかが検討が必要と思っております。ひとり暮らしの高齢者や障害者の方々などを含め、サービスの低下があってはならないと考えております。福祉行政の拠点は、私としてはすこやかセンター伊野が望ましいと思っておりますが、現在合併を検討しています自治体それぞれの福祉行政の拠点も機能の低下がないように進めていかなければならないと思っているところでございます。 3点目の社協ヘルパー、訪問看護ステーションの現在の連携状況と今後におけるそれぞれの業務のあり方についてお尋ねがございました。 ヘルパーというのは、「あいの」のヘルパーだと私思っております。同じすこやかセンター伊野の中にあり、要介護者の状態等業務上の連携についても密にしていますし、また訪問看護ステーションあいののヘルプとデイサービスの担当者を交え、月に1回の事務的な連絡会を開催しているところでございます。これからも、福祉サービスの向上、充実を図るための連携を努めてまいりたいと考えております。 次に、枝川公園についてご質問がございました。 私からは、町民の憩いの場としての安全性についてお答えをいたします。 子どもさんからお年寄りの方々まで、すべての町民の皆様が親しめる公園などにつきましては、その利便性や安全性を重視しながら利用者のご意見を参考にし、建設に努めているところでございます。 なお、枝川公園の具体的な設計等につきましては、建設課長から答弁をいたします。 次に、町単独補助金の見直しについてお尋ねがございました。3点ございました。 まず、補助金行政は公正、公平でなくてはならないというご質問がございました。 そのとおりでございまして、公正、公平でなくてはなりません。これまでは、町単独補助金の点検基準を設けまして、各担当課で各補助団体の実績及び事業効果を精査、見直しを行うとともに、議会での判断を仰いでまいりました。これからも、補助趣旨等十分説明責任を果たしていきますよう、職員の能力向上に努めてまいります。 2点目の補助金を受ける団体・組織のあり方、事務局のあり方、予算・会計のあり方につきましては、それぞれの団体の組織力には差異があると思います。町といたしましては、町益に資する事業団体に対し補助を行っていることから、それぞれの団体の育成も図りながら、ご指摘のとおり、予算、会計等指導をしてまいります。 3点目の町職員が補助金団体の事務局をすることの云々につきましては、事務局や会計をすることの是非につきましては、先ほどお答えしましたとおり、これからも行政の守備範囲を超えない程度に指導、助言を行ってまいりたいと考えております。 次に、町行政サービスは町民に対して優しく親切に行われていますかといったご質問がございました。 町行政はガラス張りであると同時に、町民あっての役場であるとの認識のもとに、各種行政サービスを提供しているところでございます。これからも、職員にはさらなる自己啓発と自己研さんに努めるよう求めていくとともに、そうした意識を持ち続けられるよう職場内の環境整備も図りながら、住民の皆様から信頼をされる職員の育成に努めてまいりたいと考えておりますし、最近では町内外から伊野町の職員が変わったとの評価もいただいておるところでございます。 次に、住基ネットにつきまして何点かご質問がございましたので、まとめてお答えをいたします。 まず、参入をやめなかったでなく、参入した理由につきましては、住民基本台帳法の一部を改正する法律が施行されていましたし、町民の皆様の利便性についても考慮し、参入をしたところでございます。町民の皆様方に対しましては、パンフレットやポスターで広報活動を行ってまいりましたし、また来年8月予定の第2次稼働につきましては、住民票コード通知票とともに配達しましたように、新年度詳しくお知らせする予定でございます。国からの指導につきましては、国から県へ、県から町へと文書による通知等を受けましたし、これまで課長レベル、事務レベルの勉強会を県の指導のもと行ってまいりました。 受取拒否者と期間の経過者への対応につきましては、9月5日で完了していますが、期間経過者から町に何名かは受け取りに来られた方もございます。したがいまして、今までの対応というよりも、今後の対応といたしましては、町独自はもちろんのこと、11市町村で組織しています仁淀川地区戸籍事務等協議会におきまして対策を検討していきたいと考えております。 要綱の作成につきましては、現在案はできておりますので、10月初めには決裁をしたいというふうに考えております。 また、メリットにつきましては、来年8月予定からになりますが、住民票の写しの交付が全国どこからでも受けられますし、引っ越しの場合手続が一度で済むことになります。また、住民基本台帳カードは確実な本人確認ができるため、迅速な手続が可能となりますし、ICカードを用いることとしており、希望者には市町村長から交付されることになります。 配達記録郵便につきましては、当初は普通郵便を予定しておりましたが、個人情報保護のため、安全な配達記録郵便に切り替えました。このことは、住民の皆様に対しましても万全な対策だったと、一つは考えているところでございます。個人情報漏えいのおそれと、セキュリティー対策は制度面、運用面、技術面で、町といたしましても個人情報保護対策をこれからも行ってまいります。 来年8月までの取組み、また町民の皆さんのどう利用していくのかにつきましては、先ほどお答えしましたように、町独自の広報活動を行ってまいりたいと思います。 次に、13年度の決算状況の報告を受けての感想と、14年度の予算編成への意気込み、課題についてお尋ねがございました。 まず、全般的なことについてでございますが、各財政諸比率の悪化が見られ、平成13年度は非常に厳しい財政状況であったと感じとれます。また、伊野町の重要課題であります枝川の浸水対策事業の都市下水路事業に多くの投資を行っており、以前から比べますと浸水状況の緩和が図られていると考えておるところでございます。また、町民の皆様の生活基盤であります道路改良事業にも重点投資し、生活環境の整備が図られたものと考えているところでございます。 次に、14年度予算の意気込みと課題につきましてでございます。 今後、ますます財政状況が厳しい状態となっていく中、財政改革といった公約実現に向けまして予算執行を行ってまいりたいと考えております。また、町職員の意識改善、レベルアップを図り、少ない投資で大きな効果が得られますような町政の執行を行っていきたいと考えておりますし、私の当初予算になりますと15年でございますので、そのことも肝に銘じて実施をしてまいりたいと思っているところでございます。 最後に、男女共同参画の推進についてお尋ねがございました。女性の声がもっと反映される行政のあり方や進め方といった内容だったと思います。 女性が参画できない町は、生活者としての声が反映しにくい町となってしまいます。そのため、伊野町では、各種委員会に女性委員を積極的に登用するよう努めているところでございます。女性の参画がふえると、さまざまな分野でこれまでにない視点で意見がいただけるようになり、より効果的な事業実施が期待されているところでございます。しかし、現状では、そういった地域活動を率先する人材が散在するにもかかわらず、発掘が非常に困難な状況でもあります。本年1月には、伊野町男女共同参画社会に関する意識調査を実施いたしました。各分野での実態把握とともに、さまざまなご意見をいただきました。現在、検討中であります伊野町男女共同参画計画の中には、そういった実態を踏まえまして具体策を盛り込み、実現性の高いプランを策定したいと考えております。男女共同参画社会は、どちらかの性が優位に立つものではなく、男女が対等に参画し、個性や能力を発揮できる、お互いに優しい社会であると考え、今後の計画策定を推進してまいりたいと考えております。 私からは、以上でございます。 なお、その他の課長が答弁するのが適当であると判断しました質問につきましては、担当課長からお答えをさします。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 19番、池沢議員の豪雨災害について経過説明、被害状況、町民への対応とその反省点、課題についてお答えをいたします。 まず、9月1日深夜から2日早朝にかけての枝川地区での豪雨災害につきましては、高知地方気象台から1日午後10時45分に高知県中部に大雨・洪水警報が発令されたため、午後11時に総務課職員3名が登庁し、その後2日午前0時15分ごろに枝川地区の町道冠水が始まり、防災情報での雨域やエコーから大雨が予想されたため午前0時30分水防本部を設置し、関係各課16名の職員や消防団員を順次招集し、警戒態勢に入りました。また、夜明けとともに、32名の職員を動員し被害状況調査を行うなど、情報収集及び災害復旧に当たりました。宇治川、八代通りの水位計で、午前4時10分に13.74メーターと最高水位を記録しましたが、その後小雨になったため水位は徐々に低下し、午前10時30分ごろには町道の冠水もなくなりました。 主な被害状況についてでございますが、床上浸水93棟、床下浸水225棟、町道災害9カ所、河川災害1カ所、住家のがけ崩れ6カ所、農地災害3カ所、農道災害2カ所、大規模山崩れ2カ所が発生しました。 町民への対応でございますが、早朝から8班体制により浸水家屋への被害調査に入りましたが、初めての調査を担当する職員もおり、ご指摘のように、被災された方への心遣いの足りなかった面もあり、反省をしているところであります。今後におきましては、調査員に対する研修を行い、資質の向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、緊急時の放送が聞こえにくいということでございますが、以前からこの要望は伺っておりまして、改善について今検討をしているところでございます。 それと次に、枝川小学校グラウンドの車の避難でございますが、これにつきましては、地区の区長さんにかぎを預けまして管理をお願いしておりまして、以前は区長さんの方で水害が予想される場合については開け閉めをしておりましたが、それでは困るというふうな区長さんの方から責任があるからというお話しがございまして、町の方から連絡があった場合についてかぎを開けていただけるということになっておりまして、この間も町の方から連絡をいたしましてかぎを開けていただいたところでございます。 次に、通告2点目の西浦1、3、6区の交通安全対策についてでございますが、国道33号線の渋滞を回避する車両が町道諸枝是友線の改良とともにますます増加していると認識しているところでございます。町といたしましては、団地内の事故防止に係る交通安全対策としての規制等、これまで伊野警察署と協議をしてまいりました経過もございますので、これからも交通安全対策に力を注いでまいりたいと考えております。 なお、西バイパスが完成しますと、現在のような状況は緩和されるものと思われますが、今後も住民の方々のご意見もいただきながら、必要箇所には安全施設の設置等により交通安全対策に努めてまいりたいと考えております。 次に、伊野町役場ホームページ各支所などへの設置、配置されているタッチパネルの運用並びに住民への周知、メールへの対応は十分されていますか、議員へ貸し付けたパソコンの費用対効果はどのように把握されていますかというご質問でございますが、伊野町のホームページタッチパネルの運用並びに町民への周知というご質問でございますが、ホームページにつきましては、現在一部修正をしている箇所もございますが、池沢議員ご自身からの的確なご助言等もございまして、ホームページ、タッチパネルともに徐々にではございますが、使い勝手のよいものになってきているのではないかと考えております。 また、町民への周知という点では、ホームページにつきましては町広報紙に毎月URLを表示しておりますので、住民の皆様には広くその存在を知っていただいているものと考えております。 タッチパネルにつきましては、その利用状況の調査をしておりませんので確かなことはわかりませんが、設置場所の職員からの情報や送信されてくる電子メールの数などから考え合わせますと、現在のところ利用頻度は低いのではないかと思われます。タッチパネルの認知度がまだまだ低いのではないかとも考えられますので、広報紙などを利用してもっとPRに努めるとともに、さらに使いやすい勝手をよくして、住民の皆様がもっと気安く扱えるような工夫をするなど、今後とも改善を進めてまいりたいと考えております。 さて、メールへの対応でございますが、一部の部署ではメール機能の扱い方がわからないために、送信されてきたメールの対応が非常に遅くなったことがあるという報告も受けておりますが、現在は担当職員にメールチェックを細やかに実施し、返信を希望するものについてはすみやかに処理するよう各部署に指示しております。メールでの受け答えも行政窓口における住民サービスの一つであるとの認識のもとに、今後充実に努めてまいりたいと考えております。 次に、議員の皆様にお貸ししておりますパソコンの費用対効果をどのように把握しているかというご質問でございますが、これはもともと例規集の電算化に伴い、例規集作成に要する費用削減の効果を期待して、議員の皆様にもご協力をいただきペーパーレス化を実施した結果、電子化された条例等を見るためのツールとしてパソコンをお貸しするためになった経緯がございます。 さて、費用削減という点に関しましては、一例を申し上げますと、電子化に伴う初期投資には一定の費用が必要であったとは思いますが、例規集の加除整理を実施していたときと比較しますと、現在は全体で年間約200万円程度の減額がされておりまして、財政面での効果は大きくなったと考えております。また、パソコンは文書作成のツールであるとともに、情報通信のためのツールでもありますので、議員活動に不可欠な情報収集の手段の一つとしてインターネットを利用されるなど、さまざまな利用方法により費用対効果ははかり知れないものがあると思いますので、ご利用をよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。
    ○議長(西川かず子君) 建設課長。      〔建設課長 井上正男君登壇〕 ◎建設課長(井上正男君) 池沢議員の豪雨災害についての中の町民への対応とその反省点、課題等の中で、故障した機材の弁償はどこがしてくれますかというお答えですが、例えば、雨天時または雨上がりの後などに走行中、車が歩行者などの着ているものに水をかけたりしますと、原因者である運転者がクリーニング代をお支払いしなければなりません。このことからも、一般的には原因者に支払義務があると思われますが、民事のことであると思いますので、弁護士にご相談していただきたいと考えます。 続きまして、枝川公園の中で、町民の憩いの場としての安全性とのご質問にお答えいたします。 枝川公園の安全対策といたしまして、遊具などにつきましては定期的に保守点検を行い、また公園内の柵につきましても、外部から閉鎖的にならないような材料を使用しております。また、平成14年度施行予定の親水広場に設置する噴水については、水深を最大20センチとし、流水路には滑らない材料を使用するなど、小さい子どもさんにも安全に利用し親しんでいただけるよう配慮しております。今後の対策としましては、公園全体の案内板、注意事項の看板を設置する予定でございます。 続きまして、枝川公園の中のトイレにつきましてお答えをいたします。 公衆トイレにつきましては、管理をしていただいている藤ヶ瀬婦人会の方々やその地区の皆様方のご要望、ご意見を取り入れさせていただき、感知式照明灯の改善を行いました。また、開放性を持たすように、出入り口を男女とも1カ所増設しまして、窓も双方に1カ所するなど、明るいトイレに改善するよう本年度発注する予定でございます。 そして、図面について答弁に不備がありまして、お答えいたします。枝川公園の平面図の中でお答えをいたします。 ニュードライバー学院の道路を挟んですぐ南側に公園を設置するわけですが、ニュードラの南側の道路と国道33号からニュードライバー学院の方へ進入していく道路の角に駐車場を6台設置する予定です。そして、その図面に向かって言えば右側には縁石のレンガを設置し、車が公園の中に進入できないような施設にいたします。そして、広場につきましては透水性レンガを張りまして、少しの雨では水たまりができないといった、そして滑りにくいといった特徴がございますので、そういうタイプにしたいと考えております。そして、宇治川の上流側になりますが、上流側が高くなりますので、スロープと階段を設置し、車いすなどでも遊べるようにしたいと考えております。 そして、休憩できる施設としまして、サークルベンチを3基設置したいと考え、陰を設けるには高木の植栽を4本設置したいと考えております。種類につきましては、また地元の方とも協議しもって実施していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(西川かず子君) 建設課参事。      〔建設課参事 浜田孝男君登壇〕 ◎建設課参事(浜田孝男君) 池沢議員のご質問にお答えをいたします。 1、豪雨災害について、エ、放水トンネルというご質問がございました。 その中で、放水トンネルができるかということでございますが、現在是友からの呑口側から工事は順調に進んでおります。 また、ポンプの停止のご質問がございました。 現在、枝川雨水ポンプ場は稼働しておりますが、対象範囲といたしましては西浦1、3、6区となっております。しかし、このポンプも、豪雨によって宇治川水位が13メーターになれば宇治川上流部に影響を及ぼすおそれがあるため、自動停止いたします。9月2日の豪雨のときも停止をいたしました。このためにも、新宇治川放水路の一日も早い完成を国に対して強く要望してまいります。 続きまして、2、西バイパスについて。 西バイパス地質調査の一環として実施されています弾性波探査に対する承諾書のご質問をいただきました。 この調査は少量の火薬を使用することが必要であり、法律に基づく許可申請を地権者の皆様からの承諾書を添付して提出しなければならないものでございます。この承諾書につきましては、記入者の皆様に煩わしさを少なくするために手を尽くしたつもりでありましたが、少し行き過ぎの感もありました。今後は気をつけてまいりたいと考えております。 また、記入日でございますが、記入日につきましては、この申請をして全員の方に同意をいただきまして、その書類を提出してから日程を決定するものでありまして、その日程の分は現時点でわかりませんので、地権者の方々にいつまでにこの日程になりましたよということについては後日お知らせをする等、国土交通省と相談をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 19番議員の2回目の発言を許します。19番。      〔19番 池沢紀子君登壇〕 ◆19番(池沢紀子君) 2回目の質問を行います。 まず初めに、1番、豪雨災害についてですけれども、緊急時の放送が聞こえない地区があって、それは現在検討中ということですけど、検討期間が長いですね。もう何年も検討されているようですけど、早く検討した結果を出してください。 それと、5番目に枝川小グラウンドの開放の件ですけれども、町からの連絡が区長さんに行ってそれからということですけれども、それも町の判断を的確に早くしていただきたいと思います。その町の判断がおくれることによって、実際に車を浸けてしまったとかというような、そういう被害が出てきているわけです。そういったことも総務課長が判断して連絡されるんやったら、総務課長の適切な判断能力にかかっていると思いますので、そのあたりをお願いしてはいけないんで、十分注意するべきではないでしょうか。あなたの判断は間違っていたところもあるんじゃないですか。 それと、町道の通行止めについて、町長が適切な答えを町長からもらえた訳ですが、建設課長がちょっと余計なような答えもいただきましたけれども、町長の答えを答えとしていただきたいと思っております。それと、その放水トンネルについてのポンプが止まったことで、どこのポンプがどう止まったかとかいうことが、そしてどこの地区の雨水がどこのポンプ場へ流れていくとか、そういうことが十分わかってないということで、町の説明を求めた訳なんですけれども、浜田参事の答弁がちょっと足りないところがあるんですが、現在枝川雨水ポンプ場がありますけれども、そこへ流入してくる地区がある訳ですよね。そのあたりのことを詳しく説明していただきたいと思います。それで、今現在その管がつながっていませんが、それがじゃあいつごろつながるのか。結局でもその地区と西浦1、3、6区の水が枝川の雨水ポンプ場へ行きますが、それは出るのは宇治川ですよね。そのあたりの説明も十分していただきたいと思います。町民の方はまだわかっていないと思いますので、お答えしてください。 それと次に、3番目に議会と執行部のあり方についてでありますけれども、町長が言われるように、お互いに建設的な意見交換をしていきたいと思います。それで、合同勉強会についてですけれども、議会前の勉強会は県においてもやってたということで、県では慣例化していたということですね。ところが、伊野町においては慣例化してませんでした。あなたが町長になって初めてやられ出したことです。この合同勉強会っていうのは、今まで伊野町の議会においては開会されてから合同審査という形で行われてきたのではないかと思います。私はそれでいいと思っております。議会の議案に対する審議っていうのは、議会が開会される前において議会と執行部が合同勉強会というような形を持ってそこで意見交換するべきではなくて、議会が開会されてから審議される。それも結構町長が目指しております職員の質の向上と議会と執行部の意見交換は十分できるんではないかと思いますので、また再度町長も私の意見にも耳を傾けていただいて、私も町長の意見に耳を傾けますので、また十分検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 それで、ウの議員に対する町職員の対応なんですけれども、議会においてもそうでしたけれども、町行政の執行状況を町民に説明するという、そういう態度が十分ではなかったんじゃなかろうかと議会においては思っておりました。そういう態度がまだ現在も続いている人とか、続いているような場合があるのじゃないかと思います。必要な資料を示して必要な説明をしようとしない職員の態度が気になります。行政の情報公開と説明責任は、言われてもう何年も過ぎようとしています。県レベルでの対応は進んでいると考えますが、町レベルではまだまでないことを私はこの8年間実感しております。職員の姿勢を正し、町長、あなたが言われるように、職員の方の質の向上に努めるべきではないでしょうか。実際に町職員の方がどのような対応をしているのか、あなた自身の目で確かめ、確認をしていただけないものでしょうか。 情報公開条例が施行されました。それを使えば本当にある程度きちんとした資料が開示されます。しかし、そのようなものは議会で質問したり、そして議員が質問したりしたら、当然行政マンとして説明をするべき資料ではないかと思いますが、町長、いかがお考えですか。 それと4番目に、伊野町役場ホームページの件ですけれども、メールへの対応は十分されているのかというお尋ねをいたしました。町長、あなたへのメールがあります。町長へのメールというのを私もしてみました。そして、この町長へのメールは直接町長へ届きますか、町長から直接お返事がいただけるのでしょうか、どこかでチェックを受けますか、ということで尋ねてみました。そしたら、案の定総務課の職員がチェックをします。総務課の一職員がチェックをし、印刷をして、それからそれを町長へ渡して、町長がお答えを書くんでしょうか、どうなるんでしょうかね。それでまた、総務課の職員さんから多分お答えが来るんじゃないでしょうか。町長はそういうパソコンとかメールについても大変詳しいようですが、直接町民とのメールの交換はどうしてしないのかお尋ねします。 それと5番目、地域福祉、高齢者福祉ですが、お答えが抜かっておりましたので再度質問します。痴呆老人を抱え、介護に苦しむ家庭への救済措置は現在どのようなものがありますか。例えば介護疲れのために、本当に1日、2日預かってほしいっていう介護者はいると思います。ショートステイを利用しようとしても順番待ちですよと断られるケースがあると思います。じゃあ、そういった場合はいったいどうしたらいいのでしょうか。介護者と痴呆老人ともに共倒れになればいいのでしょうか。現在の町の行政の対応はどうなっているのか、行政サービスがあるのかどうかお尋ねいたします。 6番目、枝川公園についてですけれども、町民の憩いの場としての安全性と利便性についてお答えをいただきました。これがレンガとか、いろいろ課長のお答えを聞いておりましたら、自然的な公園ではなくて、かなり人工的な公園のように思います。もう少し水に親しむ親水公園的な自然を生かした公園であってはいかがかというような意見も町民から聞こえてきますが、町長は初めてこの枝川公園の議案というものに触れたと思いますけれども、町長はいかがですか、このような枝川公園が何回かによって区画されまして、順次工事が進んでおりますけれども、町長が考えられておった公園と、実際に進んでいるこの公園と、比べましての感想をお伺いしたいと思います。 それと7番目、町単独補助金の見直しについてです。アですが、町民に対し公平、公正な補助金行政にするための具体的な問いをしました。審議会とか検討委員会を他の町村と同じようにつくるつもりはないのかお尋ねをしましたが、答弁がありませんが、いかがですか。      (「残り、あと分です」の声) はい、わかりました。 それと、イとウですかね、町長は行政の守備範囲を超えない範囲で取組んでいきたいと言われましたけれども、この行政の守備範囲を超えないということがちょっと十分理解できませんが、具体的な説明、具体的にはどういうことを言っているのかお尋ねいたします。 それで、実際には菜の花まつりや紙のこいのぼり、町子ども会、町体育会などにおいて、町職員が会計や事務局を担当しています。以前の文推協においては、かつて事務局ですかね、会計ですかね、町職員が担当していたのをやめたようにも聞きますけれども、やはり会計や事務局を町職員が行うことで問題も生じてきているのではないでしょうか。町民の自主性が反映されない、すべてにおいて行政主導になりがちで閉塞感ができてしまい、透明性に欠けるなどの指摘がありますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねします。 9番目に、住基ネットについてです。イに町民への広報はどのようにしましたかという問いに、町長はパンフレットを配布されたようなことを、パンフレットと広報で住民に知らしたようなことを言われましたけど、パンフレットはたしか住民課の窓口に積まれてたと思います。数が足りないから全戸へは配布してないというようなことを聞きましたが、その後じゃあ全戸へ配布したんでしょうか、お尋ねします。 それと、クの受取拒否者数は全体で何人で、期間経過者も全体で現在何人か、お答えがありませんでしたのでお尋ねします。 それと、緊急時、個人情報の漏えいのおそれのある事態になったときに町長はどのように対応されるのかお尋ねします。 はい、2回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員の2回目のご質問にお答えいたします。 ご質問が多く、少し整理ができていなかった点をおわび申し上げます。また、2度目の質問もかなり件数が多ございますが、メモをしておるつもりでございますが、お抜かりがあったらご指摘をまたいただきたいと思います。 まず、私からは、町道の通行止めについて私の先ほどのお答えでいいというふうに今理解しておりますので、前回のとおりお答えといたします。 次に、議会、執行部のあり方、合同勉強会についてご質問がございました。開会後の合同審査でよいと、池沢議員の思いでございます。私は、先ほどから申してますとおり、職員の資質向上であるとか、能力向上であるとか、そういったメリットが大きいのではないかと思っておりますが、ただ議員が何度も質問をされておりますので、今度私の方から伊野町議会に対しましてご質問をさしていただきたいと思っています。当然、議運であるとか、議長であるとか、そういった方々にご質問をさせていただきたいと思います。 議員に対する職員の態度であるとか、住民の皆様への行政説明が十分果たしていないのではないかといったご質問がございました。私も、議場での職員の態度については一定評価をしておるところでございますが、私自身が庁舎内での職員の対応についてはまだ十分確かめていなところがございますので、私からは少し答えを控えさしていただきますが、先ほど私申しましたとおり、伊野町の職員は変わったぜよといった電話を多く受けますし、私、面会する者からおはようと、ありがとうございましたと、きちっと返事ができる職員が多くなったといったお褒めの言葉をいただいておるところでございます。 次に、メールへの対応といったご質問がございました。議員ご指摘のとおり、町長に対するメールにつきましては総務課が一読をし、私のところにコピーが来、それを回答し、またメールでお返しするといった方法をとっておりますが、私自身にも個人メールがございますので、また私の名刺にもPRしておりますので、ご利用いただければ私と直接のメール交換ができると思います。 次に、枝川公園について、自然工法でなく人工的であると、町長の実際の思いはどうであるかといったご質問がございました。私も親水、水に親しむ公園につきましては、ごく自然に近い公園であるべきだと思います。ただ、宇治川の改修工事と相なりまして、用地提供の部分もございますし、位置的にも自然工法がすべて果たせるといったところではないと認識しておりますが、ただ見晴らしのいい広々とした公園は、私は絵の中ではすばらしいものであると認識をしておるところでございます。 町単独の補助金について、審議会等の答弁がないといったご質問がございました。審議会等の設置につきましては、前回もちょっと慎重に検討をさしてほしいといった思いでお答えした経過がございますので、まだその域を出ていないのがまだ私の思いでございます。もう少しお時間をいただき、審議会の設置の可否についての検討をさしていただきたいと思います。 行政の守備範囲の説明をせよとのご質問もございました。行政と一般の補助団体との守備範囲の問題だと思います。あくまで補助を行い、相手の補助団体の育成を図るといった視点、その補助団体がいかに町民の皆様への補助事業の完遂を目指したサービスができるかといった、なかなか守備範囲がショートはショート、セカンドはセカンドといった範囲では決められないものがございますが、行政としましてその団体の中身まで入っていくといったところは控えるべきだと思います。あくまで指導的な立場でおるべきだというふうに私も考えておるところでございます。 住基ネットにつきましては、住民課長の方から数字も含めてお答えをさしていただきます。 最後に、住基ネットの個人情報の漏えいとなったとき町長はどうするのか。漏えいになりますよといったときに町長はどうするのかといったご質問でございました。これも危機管理の分野でございますので、今これから町独自でのセキュリティーの問題について検討を進めていこうとしたところでございますので、そこのセキュリティーの問題、町独自、当然国独自の問題もございます、県の問題もございます。私の町としてできることは私がやっていきたいと、そのように感じておるところでございます。 私からは、以上です。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 池沢議員の2回目の質問にお答えをいたします。 枝川地区のトランペット放送の件でございますが、以前から言うだけでなかなか実現できないというようなご趣旨だったと思いますが、これにつきましては、13年度に行政防災無線の伊野町全体の整備をするというふうなことで業者にお願いしまして、その整備の概算の事業計画をつくってきていただいておりまして、何分その事業費が2億3,000万円ぐらいの費用がかかるということで、今それをどういう事業でやるかという検討をしておりましてちょっと遅れておりますが、今後検討してまいりたいと思います。 それと、枝川小学校の判断を的確にということでございましたので、これ私が判断しゆう訳でございませんけど、皆さん町の方で職員が皆判断しておりまして、基本的には災害の警報が発令されましたら皆役場の方へ何人かが出てまいります。それで、防災の気象情報等を見まして、雨が予想される場合についてはその時点で各地区の避難場所の方へかぎの開閉をお願いしておりまして、今後もこのような方針でなるべく早く対応してまいりたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(西川かず子君) 住民課長。      〔住民課長 森 幹夫君登壇〕 ◎住民課長(森幹夫君) 19番、池沢議員の住基ネットについて、第2回目の質問にお答えをいたします。 住民への広報ということで、町長がパンフレット、ポスター等で、特にパンフレットを全戸に配布したというふうなお答えしたと言われましたが、これは町民への広報につかれましては、改正の内容によりまして、非常に重大な改正などにつかれましては、その住基法のみならず、いかなる法律の改正でもパンフレットやポスター等で広報活動をしておりますが、その住基ネットにつきましてもパンフやポスターで広報活動をやってまいりました。 来年の8月からスタートします第2次稼働につかれましては、町の住民に直接かかわることでございますので、新年度に町独自の広報活動を始めたいと、このように思っております。 それから、受取拒否者ということですが、受取拒否者が183名です。それと期間経過者が約1,100名です。この方につかれましては、仁淀川地区の戸籍の協議会がございますので、これは11市町村で組織をしております協議会ですので、そちらの方とこの対策はいろいろ検討していきたいと、こういうふうに思っております。 それから、緊急な漏えいがあった場合どのようにするかということで、町長が答弁されたとおりでございますが、うちの方から県の方に送信するのが午前9時から午後の5時までです。その間にそういうな緊急どきがあれば、町の方でスイッチを切るということも可能でございます。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) ほけん福祉課長。      〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕 ◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 19番、池沢議員の2回目の質問にお答えいたします。 家族が介護に疲れたときのショートステイの利用についてということでございますが、ショートステイにつきましては、ご家族の方がケアマネージャーの方とご相談されて、特老などの施設の受け入れの準備もあろうかと思いますので、ケアプランの中で利用する予定日を決めていただき、利用していただきたいと、このように思っております。 また、町としましては、在宅介護手当の支給をしております。要介護度が2以上で3カ月以上継続して在宅で高齢者を介護している介護者に対しまして、1万円を支給しております。また、おむつチケットの給付ということで、要介護度2以上で3カ月以上継続して在宅で生活し、常時おむつが必要な者に年間4万円のおむつチケットを支給しております。また、社協の方にお願いしまして、介護者の集いということもやっております。 以上です。 ○議長(西川かず子君) 環境対策課長。      〔環境対策課長 伊藤孝造君登壇〕 ◎環境対策課長(伊藤孝造君) 池沢議員のご質問にお答えいたします。 9月2日の集中豪雨におけるポンプ停止の放送による混乱についてでございますけれども、ポンプ停止の周知につきましては、現在公用車で放送して地区内を回ってお知らせをしています。今回は地区の放送も使って行いましたので、一部住民の方の聞き違いで混乱がありました。その反省を踏まえて、今後周知の方法等を検討していきたいと思っております。 それから、都市下水路の雨水の流れについてでございますけれども、西浦4、北浦2、宇治川から北側の地区につきましては、伊野商業高校のグラウンドの下にあります、呑呑貯留施設へ流れてきまして、そこからポンプ排水をするようになっておりまして、これは工事が完成しております。 それから、第1都市下水路の西浦1、3、6につきましては、事業が完成しておりまして、枝川ポンプ場まで流れてくるようになっておりまして、その雨水をポンプで排水しております。西浦5、8、9の地区につきましては、団地内の都市下水路は完成しておりますけれども、天神ヶ谷川横断の工事ができておりません。現在、横断の部分にかかる家屋が2戸ありますけれども、その家屋の2戸は、県の施行します天神ヶ谷川の改修の家屋移転の対象となっておりまして、現在伊野土木の方で移転交渉をしていただいております。めどとしましては、今年度中に何とかご理解いただきたいというお話でございますので、それができましたら早期に着手したいというふうに思っております。 いずれにいたしましても、宇治川の水位が13メーターになるとポンプ停止ということになっておりますので、新宇治川放水路の早い完成が待たれるところであります。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 昼食のため、午後1時まで休憩をとります。 3回目、行うでしょう。      (19番池沢紀子君「はい」の声) はい。あと残り時間20分ございますので、1時まで休憩をとります。      休憩 12時0分      開議 13時0分 ○議長(西川かず子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 19番議員の3回目の発言を許します。19番。      〔19番 池沢紀子君登壇〕 ◆19番(池沢紀子君) 19番、3回目の質問をいたします。 3点、4と7と9についてお尋ねします。 まず4、町長が個人のメールをお持ちやということで、名刺にも印刷されているということですけれども、町長の名刺を持っているのは限られた人ではないでしょうか。町長個人のメールは公開されているのでしょうか。されていなければ公表されるおつもりはありますか、お尋ねします。 それと、7番目に町単独補助金の見直しについてお尋ねします。1回目の町長の答弁では、行政の守備範囲を超えない範囲で取組んでいきたいというようなお答えやったと思います。2回目には、中身までには入っては行けれないというような答弁だったんではなかったかと思いますけれども。さて、教育委員会関係の町単独補助金団体で、町体育会と町子ども会などにおきましては、町職員が事務局を担当し、予算作成、町に対する予算請求、実績報告書づくりなどの中身へ深くかかわっているというおかしな状態ではないかと思いますけれども、教育委員会の方にお尋ね、公民館になりますかね、お尋ねします。その現状と課題について検討されていることはないのでしょうか、お伺いをいたします。 それと、同じく菜の花まつりの事務局は町の産経課だと思いますが、その決算の報告で、13年度決算の報告では、課長も忘れていた会場等設営委託料70万円がありました。それは菜の花まつりの会計報告、課長からいただきましたが、それには70万円は掲載されてなかったと思います。しかし、実際は菜の花まつりに支出されたお金であると思います。もっとすっきりさせてはいかがでしょうか。菜の花まつりをやって町の産経課が事務局でやっておりますけれども、産経課のトップであります課長が忘れるような70万円、もっと透明性のある事業にしたらいかがでしょうか。70万円というお金は、町の職員の方はどういうふうに認識されているのかわかりませんけれども、町民はそんな70万円とかいう多額なお金は決して忘れるようなことはないと思います。そうして、町の単独補助金の事務局とか、町の職員さんがやることによって、ややもすればなおざりになりがちなことがあってるんではないでしょか。反省会が遅れたりとか、住民の意見、町民の意見がなかなか反映されなかったり、行政主導のやり方が行われていることに対する批判は、町民から多く聞きます。支払いが遅いとか、紙のこいのぼりについても同じような意見を議員としてたびたび聞いている訳です。もっと町が補助する団体について事務局、会計のあり方というのを町行政から離してみる必要が私はあると思います。町長、いかがでしょうか。 それと9番目に、住基ネットについてです。住基ネットについて町民への広報ですが、妙に町長と課長の答弁が十分わからなかったんですけれども、ちょっと昼休み時間がありましたので、伊野の広報の7月号で住民基本台帳ネットワークシステムでひらくIT社会と、これを広報に載せてあったようですけれども、住民基本台帳ネットワークシステム、8月5日スタートというパンフレットについては、住民課の前に、窓口の方でずうっとかなり積まれてました。議員協議会の方でも言ったかと思いますけれども、こういうものをもっと広く住民に対して配布すべきではなかったかと思います。県下のよその市町村におきましては、住民票コードを住民に対して送るときに一緒にパンフレットもつけたとか、そういう対応をしたところもあります。何か伊野町の取組み、対応を聞いておりますと、すべてが後手後手に回って町民への周知も十分されてないような状態が、他町村から比べてあるのではないかと考えます。 それで、配達記録郵便で万全ではなかったかというようなお答えであったかと思いますけれども、住民課の方へも質問しましたが、それが住民票コードとわからずに郵便屋さんが持ってきた時点でわからないまま受け取ったと、受け取ってしまったというような住民からの声がありまして、どうしたらええんやろうと。そういうところもやはり住民に対して説明不足であったんではなかろうかと思いますが、いかがでしょうか。 それで、住民課の方は、郵便局が配るときに何が入っているかということは言うて配ることができないようなことを住民課としてお答えをいただいたように思いますけれども、それはそういうその配達記録郵便がどういうものであるかということは、十分事前に町としてはわかってる訳ですから、わかっているならわかっているで、もっと住民にわかるような、住民に対して親切な住民票コードの渡し方というのがあったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 それと、個人情報が漏えいされるおそれがある場合、緊急時には、という質問をしましたら、課長が切り離すことが可能と考えられますとありました。よその市町村で同じような質問を議員がしましたところ、町長の方から緊急時について、何か庁内で検討委員会があるそうです。それで、その検討委員会で緊急時とされた場合に、助役が町長に対して切り離すのが適当かどうかの判断を助役が町長に報告するようです。そしたら、町長が最終的に判断してネットワークから切り離すと、そういうふうな答えが議会で返ってきたというようなことも聞いておりますが、町長、この住民課長の答えを聞いて、町長の考えをお尋ねします。 それと、個人情報の保護の関係ですけれども、町関係職員などに対して安全確保措置及び秘密保持について徹底して指導すべきではないでしょうか。この際、町民の個人情報とは何か、いかにして守らなければならないものか、町職員がもっともっと学ぶべきではないでしょうか。例えばですけれども、余りよくない例ですけれども、町職員の方の中には、町民に対して根掘り葉掘り個人情報を引き出そうとされたと、そういうふうな町民からの苦情もあります。そのような体質があることを町長はご存じでしょうか。そういった職員さんの意識を変えることは大変なことではないでしょうか。公務員たる者はどうあるべきかの基本を正し、特に時代錯誤の甚だしい方に対しては、徹底した指導をすべきではないでしょうか。 住民はなぜ不安なのでしょうか。私はIT革命を基本とし、経済流通を起こし、より幸せな社会の構築に向かうものだと信じたいものですが、かつて過去には、国家が個人の情報を管理し、人を選別し、個人を支配した時代もあり、不幸な結果を招きました。およそ2万6,000人の町のトップとして、さらに町民の個人情報の保護について勉強され、慎重に取組むべきではないでしょうか。町長の姿勢をお尋ねいたします。 これで一般質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員の第3回目のご質問にお答えをいたします。 まず、個人のメールでございますが、私個人のメールは公開されているのかとの質問でございます。私自身が名刺でオープンにしているということは、公開しておると理解していただければ結構だと思います。なお、私個人のメールはございますが、可能な限り町の町長あてのメールへいただけることが私の事務煩雑につながらないものと考えております。ただ、個人メールは、先ほど申しましたように公開をしておるところでございます。 次に、町単独補助の見直し、守備範囲といって、第2回目には中身まで入ってはいけないといった、私がお答えをいたしました。その中身までというのは、最初から最後までといった意味で、あくまで守備範囲と補助団体の育成といったことを視点に置いておりますので、教育委員会の方で町体育会、子ども会さんの中の実態として予算、決算、申請にまで入っておるといったことがあるのであれば、現状を再度認識し、課題ととらえて改善を行っていくように、教育長の方にお話をしていきます。 次に、菜の花まつりとこいのぼりの中で、反省会が遅いとか、住民の意見が反映されていないとか、また町と補助団体との事務を離してはどうかといったご質問がございました。この菜の花まつりとこいのぼりにつきましては、私今年自分の肌で体験をいたしましたが、それぞれの組織がまだひとり立ちできていないといいますか、事務的にまだ支援が必要であると私自身も考えているところでございますので、それぞれの組織と話しながら、事務のやり方、また運営の仕方、またボランティアへの協力の求め方等については、今後両団体とも話し合っていきたいというふうに思っております。 住基ネットにつきましては、私第1回目の質問の中で、パンフやポスターで広報活動を行ってまいりましたとお答えをいたしました。ただ、住民の皆様方がこの町の広報活動が不十分であると認識されておりますと、私今、池沢議員の第3回目のご質問で感じましたので、今後広報活動のよりわかりやすい、より実効のある活動を行ってまいりたいと考えております。 次に、緊急時の話でございますが、私2回目にお答えしましたように、これからセキュリティーについての検討を進めてまいりますので、その危機管理の中で助役なのか、町長なのか、課長なのか、そういったところは今後検討してまいりたいと考えております。 その中で、個人情報の保護といったご質問がございました。町民に対し、個人情報を引き出しておるような問いかけがあるということを知っているのかといった質問もございました。私、このことについては、まだ把握しておりませんが、個人情報を引き出すのが行政の裁量の中なのかどうなのかといったことは、その担当職員に聞いてみなくてはわからないところでございますが、町職員の指導につきましては、地公法の中で、知り得た秘密は他に漏らしてはならないといったことは、職員みずからが、全員がまた知っておることでございまして、今議会にも提出をしました53市町村の研修所、つまり能力開発研修におきましても、こういった議題で進めてまいりたいというふうに思います。 済いません、70万円の補助の件が1点抜かっておりました。70万円の補助の件につきましては、今まで県の補助によって会場設営等を対応してきた経過がございます。ただ、今回70万円につきましたは、県の補助が得られず、ご指摘のとおり当初予算から上げておればいい訳ですが、当初によう上げずに途中から入り込んだ、ちょっとおかしいではないかと、そのとおりでございます。この70万円につきましては、県の補助をいただけなくなり、かつ70万円を菜の花まつりに対応さすかといった問題は、また今後の観光面での支障を来すといった思いから、70万円を委託として処置をさしていただいたことをご報告さしていただきまして、私の答弁を終わります。 ○議長(西川かず子君) 公民館館長。      〔公民館長 尾崎和敏君登壇〕 ◎公民館長(尾崎和敏君) 19番、池沢議員の3回目の質問にお答えいたします。 補助金の交付団体の現状と課題はというふうなご質問だったと思います。教育委員会並びに公民館、少年育成センターがかかわっております補助金交付団体は、伊野町青年団、伊野町小・中学校PTA連合会、伊野町連合婦人会、伊野町文化協会、これはかつての文化推進協議会であります。福の神音頭保存会、伊野町体育会、伊野町子ども会連合会、伊野町子ども会育成指導者会、青少年育成伊野町民会議、伊野町人権教育研究協議会、これは、今年名称が変更になりました同和教育研究協議会です。以上の団体がございます。そのうち、伊野町青年団と伊野町小・中学校PTA連合会は事務局等は団体の方が持っております。それから、今年14年度に規約の改正がありまして、伊野町文化協会は事務局が公民館から団体の方に移りました。なお、伊野町連合婦人会、福の神音頭保存会、伊野町体育会の3団体につきましては、平成14年度の総会におきまして、事務局の置く場所を公民館から会長の指定する場所にというふうな規約の変更を行っております。その他は、まだ現在事務局は育成センター、教育委員会等が持っております。 今後、各団体におきましては、事務局は自分たちが持つべきであるという考え方が多くなってきております。そういうことで、子ども会連合会につきましても、来年度は事務局は団体の方に移していきたいし、先ほど言いました規約の改正を行いました団体につきましても、順次事務局は団体の方に移行していきたいというふうに考えております。 ただ、今年から文化協会、事務局、会計の方が団体の方に移りましたが、現時点でも会費とか書類なんかをまだ会員さんが公民館に持ってきます。事務局が移ったからといいまして、もうそっちへ持っていってくださいという訳にもいきませんので、公民館の方で一時お預かりし、後で後ほど会計とか事務局の方に回しておるのが現状であります。事務局が移りましてもなかなかそういうふうな部分の協力はしていかなければならないんじゃないかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 住民課長。      〔住民課長 森 幹夫君登壇〕 ◎住民課長(森幹夫君) 池沢議員にお答えいたします。 住基ネット関係で、配達記録郵便で住基コードとわからずに受け取ったと、そのような声があって、中に何が入っちゅうかわからだったということで受け取った方がおったようですが、今回の町からの配達記録郵便は、住基ネットの専用の配達員さんをお願いした訳ではございませんので、その郵便局の配達員さんが配達記録の中身が何であるかを言うて配達することはできないそうです。今回の住基ネット関係の配達以外にも別の他の差出人の配達分がありますと、住基ネットと同じような色の封書が一通でもありますと、それを間違えて住基ネット専用ですというふうに言って配達すると大変なことになりますので、先ほど言いましたように、中身が何であるかは言えないようですので、ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(西川かず子君) 以上で19番、池沢紀子君の一般質問を終わります。 3番、森木昭雄君の発言を許します。3番。      〔3番 森木昭雄君登壇〕 ◆3番(森木昭雄君) 通告に従いまして一般質問を行います。 初めに、9月1日から2日早朝にかけての台風15号に伴い豪雨によります被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。 新宇治川放水路について設計変更あるいは工法変更について質問をいたします。 吐口部導水路の基礎構造が検討されまして、砂れき層に影響を与えないよう、杭基礎のない柔構造に変更されたことは、当局を評価するとともに、反対運動の成果と受けとめています。私は6月定例議会で、砂れき層は少しでも壊してはいけない、壊すと大変なことになる。地下水は、一定の層になって表流水と地下水が同じ圧力を保ちながら流れている。砂れき層の遮断によりバランスが崩れ、表流水が地下水へ流入し、水質の悪化を招くと、水問題に詳しい方の説を紹介をいたしました。放水路吐口部吾南用水路下には、既に科学的調査によって砂れき層の存在が判明をしている訳であります。反対同盟は過去5年間、水を守るということを目標に運動が進められてまいりました。砂れき層を壊さず、あくまでも水を守るという視点から、放水路吐口部の吾南用水路下のサイフォン部を堤内山側の粘土層に引き込み、あわせて吾南用水路も半円形に山側に引き込むことによって、吾南用水路下に、あるいは下部付近の砂れき層を守るための設計変更という苦渋の決断を反対同盟はし、9月13日林寛子国土交通大臣並びに橋本大二郎高知県知事、そして塩田始伊野町長に設計変更を条件とする地権者の要望書を提出いたしましたが、設計変更の検討はされたでしょうか。町長のご所見をお伺いいたします。 次に、工法の変更について質問をいたします。 反対同盟は、砂れき層を守り、かつ水を守るという強い信念のもとに運動が続けられておりますことは、先ほど申しましたとおりであります。論点は、砂れき層にあると思います。吾南用水路下及び下部付近の砂れき層内に設置が計画されているサイフォン構造を改め、導水路は吾南用水路の上を横切り、仁淀川本流に直結するという工法に修正してはどうでしょうか。 命の水を守るため、浸水被害から財産を守るため、そして一日も早く八田地区住民の融和を図るためにも設計変更が不可能ならば、現行計画の中での工法変更を提案いたします。工法変更が採用されるならば、私は反対同盟を説得する自信があります。町長のご所見をお伺いいたします。 次に、相撲場の環境整備について質問をいたします。 礼に始まり礼に終わる。少年の健全育成を目的に、少年相撲大会が町内では伊野、枝川、伊野南、各小学校の相撲場で開催されておりますが、これらの相撲場は、地域の有志あるいはPTAの方々が中心となり建設されたと聞いております。今年も盛大に第15回伊野署管内防犯少年相撲大会が9月16日、伊野小学校内にある伊野町相撲場において、個人戦219名、団体戦21チームの参加を得て開催されました。私の記憶の中では、なぜか雨に縁のある相撲大会であります。9月15日大会前日、土俵整備及び準備、そして土俵祭りが行われましたが、さなか激しいスコールがありまして、土俵場周辺は水浸し、まるで春田であります。 そこで、相撲場の屋根、東西南北を50センチメートルから70センチメートルに延長し、同時に隣接する道具など保管する倉庫と相撲場の屋根にといを取りつけ、さらに相撲場周辺の排水機能を充実させれば、相撲場の管理、大会役員の運営、大会参加者あるいは観戦される方々の応援のためにもよりよい環境が整えられると思いますが、教育長のご所見をお伺いをいたします。 次に、ガードレールと安全対策について質問をいたします。 旧県道38号線、高知土佐線の八田地区集落から仁淀川左岸堤防との間の吾南用水路の上に乗りかかっております長さ16メートル、幅員6メートルほどの八田橋があります。この橋の両側に設置されているガードレールは、赤さびと腐食で部分的に切れ落ちている訳であります。冬場橋上凍結もあり、特にバイクなど、スリップ事故など発生すると吾南用水路に落下が起こるかもしれないのであります。町内外のガードレールを見回しても、このたぐいのガードレールは私は見たことがありません。 八田地区住民にとって八田地区の入り口は幾つもありますが、西玄関口として私は受けとめております。環境美化と安全対策上、即刻対処すべきと考えますが、建設課長のご所見をお伺いいたします。 次に、駐在所の設置について質問をいたします。 伊野南地域では、平成元年天王ニュータウンに105世帯が入居したころ、池ノ内と八田地区では池ノ内139世帯545人、八田地区295世帯971人で合計1,516人の人口でありました。そして、平成3年天王ニュータウンは400余世帯の増加となりました。そして、平成14年1,440世帯4,809人が入居され、池ノ内地区493人、八田地区900人が住み、現在伊野南地域には6,202人が住んでおられるということになります。急激な人口増が顕著であります。 ここで、平成13年、平成14年1月から8月までの天王地区の犯罪発生の統計を見てみますと、平成13年には侵入盗、いわゆる空き巣、学校ねらいなど、天王1件、八田2件、非侵入盗の車上ねらい、部品盗など、天王ゼロ件、八田4件、乗り物盗、自転車、オートバイ、自動車等、天王12件、八田3件、合計天王13件、八田9件と聞いております。平成14年1月から8月までは、侵入盗、天王ゼロ件、八田ゼロ件、非侵入盗、天王3件、八田1件、乗り物盗、天王5件、八田2件、その他器物損壊、天王1件、八田ゼロ件、合計天王9件、八田3件であります。なお、天王池ノ内地区不審者情報によりますと、不審者の出没が7月から8月初旬にかけて数件あり、現在も捜査中と聞いております。 さて、伊野警察署管内の駐在所は、町内には神谷、三瀬に各1カ所、吾北村には上八川、小川に各1カ所。平成12年10月1日の国勢調査によりますと、吾北村の人口は3,358人でありました。日高村には1カ所常駐の警察官が2名、平成12年10月の国勢調査によりますと5,968人となっております。ちなみに、昭和38年7月当時には八田駐在所があり、その後昭和44年までの間に統廃合されたと聞いております。急激な人口増に伴う伊野南地域住民の安心、安全の確保のためには、早急に天王地区への駐在所の設置をすべきと考えるが、総務課長のご所見をお伺いします。 以上で、私の1回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 森木議員の第1回目のご質問にお答えをいたします。 新宇治川放水路について、設計変更あるいは工法変更といったお尋ねがございました。先日、八田地区の同盟の皆様方からご要望を受けました設計変更につきましては、先日国土交通省の方に行き、ご要望もし、国土交通省さんのご意見もお聞きしてきたところでございます。 その中で、町長として今後設計変更について積極的に要望していくのかどうなのかといった判断にせまられたところでございます。その中身は、1つは土地収用法が完了していること、そのために設計変更を行いますと、土地収用法の完了がご破算となる危険性がございます。と申しますのは、第三者が土地収用法完成に対しての別の裁判を起こす危険性があるといったことでございます。 もう一点は、今設計変更をいたしますと、工期的に平成17年度までの完成が見込まれるのか、つまり国は入札をする際におきまして、最低でも6カ月の公告期間といった法的な期間を持っているところでございます。設計変更に要する時間、実験に要する時間、また公告に要する時間、それと吾南用水の止めておる冬場の期間等を勘案しますと、2年間ぐらいの延長が必要ではないかと私はお聞きしまして、八田地区の融和を図ることは私の役目だと考えております。 一方、枝川地区の浸水被害の軽減といった、対策といったのも、これもまた私に課せられた役目だと認識しておるところでございます。 今回、森木議員から設計変更でなく、工法変更でどうなのか、つまり山側のトンネル部分から吾南用水の上を通る、つまりサイフォン部分が直線になるといった工法で、土地も何も変わっていないがといったご質問を先ほど受けました。この件につきましては、先ほど申しましたように、収用法の絡み、工期の絡み、それから設計そのものは国土交通省でございますので、私も枝川地区の浸水の早期解消と八田地区の融和を望む一人でございますので、再度国土交通省さんの方にかけ合ってみたいというふうに思います。 私から、以上であります。 ○議長(西川かず子君) 教育次長。      〔教育次長 青木利実君登壇〕 ◎教育次長(青木利実君) 森木議員さんのご質問にお答えいたします。 伊野小学校相撲場の環境整備についてのご質問ですが、伊野小学校の相撲場につきましては、屋根が短く、またといが設置されていないため、雨天のときに土俵場及び土俵周辺に水がたまり、各種の相撲大会、練習などに支障があることを関係者からお聞きしています。水はけが悪く、排水路の整備をしてほしいという要望もありました。このため、雨天時の対策として屋根の改修、軒の延長と、といの設置、排水路の整備等、環境整備を行う必要があると考えており、今後関係者の皆さんの具体的なご意見をお聞きし、できるだけ早く改修工事が実施できるようにしなければならないと考えています。 ○議長(西川かず子君) 建設課長。      〔建設課長 井上正男君登壇〕 ◎建設課長(井上正男君) 森木議員のご質問にお答えいたします。 ガードレールと安全対策についての欄で、旧県道、高知土佐線にかかる八田橋ですが、八田橋の安全性につきましては、伊野土木事務所から強度的には十分である旨伺っており、またガードレールのさびなどで景観を壊しておりますが、その景観をよくするため、10月の国体開催までにレールの取り替えなど、一部補修工事を完了していただけると聞いております。 以上で終わります。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 3番、森木議員の駐在所の設置のご質問にお答えをいたします。 天王地区への駐在所の設置は、以前より地域住民から設置要望がありまして、町としましても伊野署を通じて設置を要望した経緯がありますが、いまだに解消されておりません。地域住民が安心、安全な生活を営む上には、駐在所の設置は必要不可欠でありますので、一日も早く設置していただけるよう高知県警察本部長へ要請してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 3番議員の2回目の発言を許します。      〔3番 森木昭雄君登壇〕 ◆3番(森木昭雄君) 2回目の発言をさしてもらいます。 何かこれでようやく放水路につきましては、町長に初めてこのようなご答弁をいただいて、何か合意を生み出したような気持ちでおります。そういう感想を述べまして終わります。 ○議長(西川かず子君) 以上で3番、森木昭雄君の一般質問を終わります。 17番、大原孝弘君の発言を許します。17番。      〔17番 大原孝弘君登壇〕 ◆17番(大原孝弘君) 執行部の皆様には、町民のために昼夜をいとわぬご努力に対し、感謝申し上げております。 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 精神障害者を医療費助成制度の対象に、ということでお伺いいたします。 兵庫県川西市では、自治体が独自に福祉医療費の助成に関する条例を一部改正して、精神障害者の一般疾病に関する医療費の自己負担分を自治体が全額助成するもので、家族の負担を軽減する施策として取り入れてる自治体が増えております。これによりまして、精神障害者保険福祉手帳の1、2級の住民の方は、入退院とも医療費の自己負担分が全額公費で賄われることになります。 県には重度の心身障害者を対象とした福祉医療費助成制度がありますが、精神障害者は同制度の対象外となっております。風邪やけが、歯の治療など、通院する場合には2割から3割の一部自己負担が必要となっております。障害者相互の公平性を考えると、精神障害者が医療費助成制度の対象となるようにすべきではないでしょうか。自治体の取組みを伺い、参考にすべきことがあれば率直に聞き入れ、伊野町においても実行すべきではないでしょうか、お考えをお伺いいたします。 河川浄化への微生物利用を取り入れては、ということでございますが、11月16日に丸1年となります仁淀川流域交流会議、流域市町村ががっちりスクラムを組んで清流を守り、今後、上下流の住民が交流し、山や水に対する抜本的な取組みを強めることを目標としております。 清流四万十川と言われますが、仁淀川の方が水質はよく、国の調査でもランキングはいつも同等かそれ以上です。水のきれいさを示す指標となる河川敷などで散歩や水遊びをしたとする利用者数では、仁淀川が全国一となっております。あなたの町の川は星幾つですか、との国土交通省の川の通信簿では、最高ランクの5つ星は該当がなく、仁淀川の加田キャンプ場と波川緑地公園が4つ星と、高い評価を受けております。 仁淀川流域の自然や暮らしを芸術ととらえて、地域の魅力を発見してもらう仁淀川天然ミュージアムが柳瀬の河原で行われ、親子連れらがのんびり川の美術館を楽しんだとも聞いております。 また、親子で仁淀川の現状を学ぶ仁淀川ふれあいバスツアーが、流域7市町村から小学生の親子約80名が参加して行われ、伊野町の製紙廃液の排出現場や越知町の大渡ダムなど8カ所を見学し、川への理解を深めたようでございますが、製紙廃液の排出現場では、濁った状況に皆一同に驚いたようでございます。アユもよいし、絶好のキャンプ地もあり、豊かな詩情をたたえるところも数多くありますが、清流四万十川など、光彩を放っていないのは、製紙廃液の集積があるからだと私は思っております。 土佐市と宇佐地区町内連合会とかつおぶし業者の団体は、県外先行地での実績を確認した上で、5月に推進組織を設立、官・産・民の一体で有用微生物群EMを利用した河川浄化に地域ぐるみで取組んでいることが報道されておりました。それによりますと、EM培養液は試買されている種菌と県補助金で購入した培養機を使って、地区内の空き倉庫で大量生産、業者の方には2次培養でさらに量を増やしてもらう。家庭にはペットボトルで配布し、米のとぎ汁と混ぜたEM発酵液をつくってもらう。発酵液は天然素材の洗剤としての用途もあると言われております。土佐市水産課は先行地ではにおいが解消され、ヘドロが分解されて砂状になるなど、明らかに効果があった。また、米のとぎ汁を使った発酵液をつくることが、今まで汚染の一因だったとぎ汁がEM発酵液という浄化物質に変わることがわかった。培養液の最大生産能力は2週間で4トン、現在かつおぶし業者10社と、地区の約6割に当たる1,350世帯に培養液が配られ、利用が始まったばかりで、効果が出るのは3カ月後とされる。秋ごろに河川の水質調査を予定し、このようにお聞きしております。 伊野町においても製紙工業排水処理施設整備事業との相乗効果が期待できますので、積極的な取組みをお伺いいたします。 寝具乾燥機を購入して、出前でふっかふか布団にて高齢者、障害者の方々にぐっすりと休んでいただきたいとの思いで質問させていただきます。 広島県尾道市で、昨年の5月から始められておりますシルバー人材センターに委託し、乾燥機つき専用ワゴン車を使って家庭訪問、サービス対象者となる布団の上げ下ろしが困難なひとり暮らしの方や夫婦だけの高齢者世帯の方、障害者の方々に登録していただき、月1回程度で、個人負担額は1回の費用約2,000円のうち200円とのことです。ワゴン車を家の前に乗りつけ、布団や毛布をハンガーにつるし、60から80度の高温で約40分間。すると乾燥、消毒され、利用者は代わりの寝具を用意する必要もないし、また仕上がりも天日干しをしのぐほどの快適さで、大好評とのことでございました。利用者は毎月が楽しみ、ふかふか、雲の上に寝ているようで気持ちがいいと喜ばれておるとのことです。5月当初62人の登録者が12月末には219人となり、車両の回転が間に合わず、来年度は増車して2台体制で臨むとのことでした。高齢者福祉の向上につながればと取組んでいらっしゃいます。尾道市に電話して専用ワゴン車を購入する経緯、また専門業者委託を考えなかったかどうか等々の取組みに至る話を聞いてみてはどうでしょうか。当町においても是非取り入れてほしいと思います。お考えをお伺いいたします。 不妊治療費の助成制度を設けてはどうかということでございます。 妊娠を望みながら不妊に悩む夫婦は10組に1組と言われております。排卵誘発剤など、薬物治療や男性不妊の場合の精管形成術などは保険適用となっておりますが、人工受精約5万円、体外受精約50万円、顕微受精約65万円などは、保険の適用はありません。旧厚生省の研究班が1990年6月発表したアンケート調査の結果を見ますと、4割以上の夫婦は検査、治療費の総額が100万円を超えており、過重な負担の実態が明らかになっております。このため、生活費を切り詰め、ボーナスを充て、さらに貯金を取り崩しても間に合わず、治療を断念せざるを得ない夫婦も珍しくないと聞いております。 助成の対象は、人工受精や体外受精など、保険適用外の治療費のみの場合と、保険診療の自己負担を含めた治療費の場合とがあります。助成額は、多いところでは治療費100万円に対して5割から7割に相当する50万円から70万円を限度とするところまであります。また、1回しか申請できないところから、毎年申請できるところまであります。助成制度は市町村の実情に合わせてさまざまです。例えば石川県川北町では、保険適用外の治療費の7割まで、年間70万円を限度に助成金が支給され、毎年申請することが可能となっているところもあります。不妊治療の経済負担は個人の努力だけでは限界があり、何らかの公的支援が必要で、経済支援を求める不妊病患者の切実な声を聞き、市町村レベルで不妊治療費に助成する動きが広がっております。 2000年4月より、2002年4月までに熊本県白水村、人口4,775人、石川県川北町、人口4,554人、石川県根上町、人口1万4,268名、富山県福光町、人口1万2,403人で、村が1つ、町が3つ、市が6つで、合計10の自治体が助成制度を始めております。今現在、また増えているとは思いますが、これは平成2年4月までの統計でございます。国でやっと不妊治療に関して、患者の経済負担軽減策を9月をめどにまとめ、少子化対策の中間報告に織り込む意向を表明しただけなのに、人口5,000から1万5,000弱の町村が現在で既に不妊治療費を助成しております。そういう自治体に連絡を取り、首長のスタンスを含め、取組みに至った経緯をお聞かせ願い、当町でも検討してはどうかと考えております。町長の所見をお伺いいたします。 斎場と霊園の新設を当町に、ということでございますが、伊野町第3次振興計画の中に、生活環境第5節に墓地、霊園があり、現状と課題に、本町においても地域の過疎化が進み、人口の高齢化が進展し、その結果、墓地需要はますます増大するものと考えられる。個人墓地のほとんどが山の中腹部にあり、新たな墓地を求める場合等には周辺住民の同意が必要など、その設置場所に苦慮している状況が多く見受けられる。このことは、無縁墓地の増加や墓地の荒廃につながるものと懸念される。今後、住民の宗教的感情、公共の福祉に配慮しながら、公営墓地の設置及び共同墓地の確保等、もろもろの施策に取組みながら、一人一人の住民が将来に不安のない、安心して暮らすことのできる町づくりを推進していく、と記述されております。実施計画の平成14年度から16年度には入っておりません。ローリング方式により策定していくとのことでありますが、余りゆっくりでは困ります。斎場の新設については、全国的に平成30年が火葬場使用のピークになるとの見方もありますので、総事業費約15億円と聞いておりますので、ピーク以前に建設し、使用料で運営費が賄われるような配慮をお願いしたい。 なお、場所的に、私の個人的な見解は大内のサニーヒルズクラブなどの土地はいかがなものかと思っております。町長の所見をお伺いします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 大原議員の第1回目のご質問にお答えをいたします。 不妊治療費の助成制度を設けたらといったお尋ねがございました。不妊治療費の助成ということですが、ご質問のとおり、不妊治療のうち検査や服薬治療などは一部保険診療の対象となるものがございますが、体外受精など高度な医療につきましては保険診療の対象外となっており、妊娠を望む方々の負担が重くのしかかっていることは私も認識しておるところでございます。 現在、ご質問にもありましたように、国におきましても少子高齢化が進む中、少子化対策としての不妊治療費助成制度についても議論されておりまして、町といたしましてもその動向を注視するとともに、不妊治療といったプライバシーにもかかわるもので、伊野町内では十分把握できないかもしれませんが、不妊治療と負担軽減を望む方々の声や数、また先進地の市町村のお話をお聞きしてまいりたいと考えておるところでございます。 次に、斎場、墓地、霊園の新設を当町に、といったご質問がございました。ご質問の中でも触れられましたとおり、第3次伊野町振興計画の中ではうたわれておる事項でございます。その中で、斎場につきましては現時点で新設が必要かどうか、他自治体の斎場の利用状況も把握し、判断していかなくてはならないと思っておりますし、ご質問の中で出ました個人的な見解の土地につきましは、町としましては慎重でなくてはならないと思っておるところでございます。墓地、霊園につきましては、現時点においては大規模な公営墓地、共同墓地につきましては用地確保の問題や財源といった観点から、困難な状況と言わざるを得ませんが、高知西バイパスに伴います墓地移転用地の確保とあわせまして、議員のおっしゃる墓地、霊園につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。 私からは、以上でございます。 ○議長(西川かず子君) ほけん福祉課長。      〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕 ◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 17番、大原議員の精神障害者を医療費助成制度の対象にというご質問でございましたが、医療費の助成制度につきましては、措置入院をした場合には医療費助成の対象となりまして、自己負担は必要ありません。本人同意の任意入院や保護者同意の保護入院は医療費助成の対象とはならず、自己負担が必要であります。また、通院につきましては公費負担制度があります。 市町村合併の流れの中、保健・福祉・医療につきましては、負担サービス等につきまして検討の時期でありまして、慎重な検討が必要であると、このように思っております。なお、身体、知的、精神の3障害が格差のないように、県に対しまして医療費助成の要望をしていきたいと、このように思っております。 また、寝具乾燥車の購入をし、出前でふかふか布団にして、高齢者、障害者の方々にぐっすり休んでいただくというご質問でございましたが、以前高齢者サービスのニーズ調査の中で寝具の洗濯、干すことについてお聞きしましたが、家族が行っている、ヘルパーが行っている、自分でやっている等の理由によりまして希望者が少なかったと、このように記憶しておりますが、再度皆さんのご意向をお聞きしてまいりたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(西川かず子君) 環境対策課長。      〔環境対策課長 伊藤孝造君登壇〕 ◎環境対策課長(伊藤孝造君) 大原議員の質問にお答えいたします。 河川浄化のために微生物の利用を取り入れてはということでございますけれども、広島県安芸津町など、成果を上げている自治体もありまして、本年度には仁淀川・宇治川・相生川が清流ルネッサンスⅡの計画が策定されまして、町の役割、また町民の役割も示されます。その中の生活排水対策として取り入れたく、現在検討しているところであります。 また、一部の町民の方で微生物の利用に取組んでいる方もおいでますので、多くの方の住民に普及するように、また検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(西川かず子君) 以上で17番、大原孝弘君の一般質問を終わります。 ここで15分間休憩をとります。      休憩 14時0分      開議 14時17分 ○議長(西川かず子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番、近内敏弘君の発言を許します。6番。      〔6番 近内敏弘君登壇〕 ◆6番(近内敏弘君) 通告に従い一般質問いたします。 まず、生涯スポーツ、生涯学習について伺います。 よさこい高知国体の夏季大会が9月21日から9月24日まで行われました。内容は、正式競技9競技と公開競技の高校野球であります。そうして、注目すべきは、県民総参加を目指し、11市町村でデモンストレーション競技が9競技行われ、県内の小学1年生から90歳を超えるお年寄りの方まで、約2,100人の国体選手が出場、和やかな雰囲気の中、はつらつとプレーされました。期間中の選手のエピソード、選手とボランティアの交流など、新聞で大々的に報道されています。デモ競技の中には、私も見たこともない、やったこともないスポーツがあり、興味がわきました。また、国体開催県の競技力が二、三年間は向上、維持するということが通常言われているのが少し理解できたような気がいたします。 さて、10月27日から秋季国体が、伊野町でも軟式野球、バスケットボールが開催されます。町民総参加で努力、協力し合い、是非とも成功させなければと強く感じます。 国体の目的はスポーツの振興にあります。国体を通じて多くの町民がスポーツの楽しさに接する機会となります。また、軽スポーツなど、多種多様化の傾向にあります。そして、スポーツはしんどいものから、子どもからお年寄りまで健康的な生涯スポーツとして楽しむ傾向にもあります。国体が終わった、しんどかったでは何もなりません。前向きに考えていただきたいと思います。そこで伺います。国体後の町民に対するスポーツ振興の方法、例えば広報で健康づくりスポーツへの啓蒙活動とか、行政としてスポーツの情報の提供、スポーツ指導者の育成などの課題があると思います。是非、振興の方法などを検討すべきと思います。 また、スポーツ施設の有効活用の観点から、野球場の使用料、国体が開催され、その後の維持管理、相当金がかかるかもしれません。特に、ナイターの使用料金については、以前から高いという声が上がっておりました。有効活用の観点から、野球場の使用料についての改定の検討が必要だろうと思います。料金の現状維持、値下げなのか、それとも値上げなのか検討する必要があります。 また、今後の対策として、使用者団体を登録制にするなど、年間複数回学校の愛校作業同様、そういったボランティアの作業もする必要などがあると思います。その点から、改定の検討が必要と思いますが、その意思をお聞きしたいと思います。 次に、伊野町の自然について調査を行政主導でできないかについて伺います。 隣の鏡村にはポケットサイズの「鏡村の自然」が発刊されています。内容は、植物、魚類、昆虫、爬虫類が主体でありました。 さて、本町は清流仁淀川と山に囲まれた豊かな自然があります。高知市の要の町として自然の調査、まとめる必要があるのではないかと考えます。また、この地区にはウエマツソウ、ホンゴウソウ、奥田川にはコウホネ、ミクリの水生生物など、希少価値的なものがあります。コウホネ、ミクリについては、現状では奥田川の河川改修予定地の500メーター区間に集中して自生しています。現在、建設課を通じて伊野土木事務所に分布調査、また仮移植場所の検討をお願いしているところであり、絶滅は逃れそうでございます。県では、県民からの動植物の報告、受け入れ機関の体制はとれていますが、報告者が少ないようです。 長期的な視野での自然環境の分布調査、記録は必要ではないかと考えます。例えば、町内の仁淀川の本流3カ所での魚類調査、支流3カ所での魚類調査、また支流3カ所での水生植物の調査、町内の山での植物、野鳥の調査など、定点を定め、春と冬の2回に分布調査を3年ぐらいかけて記録するなどの方法が考えられます。それには調査、計画などの組織づくりと、調査隊など調査地域では、地域、学校、森林組合、漁協、一般ボランティアなど、多くの協力がないとできないと思われます。また、伊野町の自然を調査することは、生涯学習としてとらえることができ、自信を持って全国へ清流仁淀川をPRすることができるように思います。 そこで、提案します。伊野町の自然について、調査を行政主導でできないか、分布調査の計画など基本組織づくり、広報などを通じて地域住民、関係団体の協力などを呼びかけはできないかを伺います。 次に、基金の運用のあり方について伺います。 現状は低金利の時代、果実での運用は難しい状況にあります。また、目的別に基金条例を定め、運用されており、運用適用範囲の解釈が難しい状況にあるが、町民のため積極的に運用すべきと考えます。 そこで、基金のうち3点質問いたします。ふるさとづくり基金、この基金にはふるさと創設基金1億円が含まれると思いますが、現在までの運用、今後の運用の予定があるのか伺いたい。 2番目に、水資源対策基金、これは高知取水のお金であろうと思います。この基金は、豊富かつ良質な水資源を確保推進のための基金であり、伊野町と高知市の協定書に基づく地元対策費と仁淀川水質等の環境保全費、保全対策費とするということがあります。また、仁淀川環境保全対策協議会に諮って、町長が云々とあるが、現在までの運用状況、それと今後の運用予定を伺いたい。 次に、美しいまちづくり基金、仁淀川の清流とともに発展した町、さらに将来へ持続させ、健やかな郷土をつくる先導的事業に対する助成等をするための基金とあります。現在までの運用と今後の運用についてお伺いしたい。 現状を踏まえ、市町村合併を視野に入れて、長期展望に立って町民のために積極的な企画、運用を立案すること、今後の有効活用のため、改定等の見直しを検討する考えはあるのかを町長に伺いたいと思います。 次に、中山間地域の活性化に向けて伺います。 特に、中山間区域伊野町では過疎化が進み、活力がない状況にあります。しかし、県内の一方では、檮原町、葉山村、馬路村、北川村など、元気な活力ある町村があります。行政と住民が協力、努力しながら地域づくりがされています。行政に積極的な動きと企画立案で、住民と一体化の動きが見えます。伊野町の行政も積極的な動きで住民に接してほしいと考えます。是非、地域に出向き、前向きな姿勢で取組んでほしいと思います。そして、それには都市住民が中山間地域へ行きたくなるような地形を活用するなどのイベントや体験ボランティアなどの交流が必要であります。 そこで提案いたします。県内の活力のある中山間地域の先進地への住民視察などが考えられないかを町長に伺います。地域住民のきっかけづくりは大切なことであると思います。また、地形や地場産品などの製品の開発などが考えることができないかと思います。村おこし等の具体的な施策がないか町長に伺います。 次に、天王地区に警察官派出所設置について伺います。 今回は5名の同僚議員が質問してるようでございますので、できるだけ簡略にしたいと思います。私はちょっと違った観点で経過などを主にしながら伺います。 ご存じのとおり、天王地区は63年秋から入居を開始し、短期に人口が急増した、その都度交通データ等を地域住民と一緒にとり、発足した町内会と町行政で申し入れ、伊野町の協力で、入居当時には幹線道路に信号はなく、平成元年から平成5年にかけて現在の4カ所の信号が設置されました。また、八天大橋の開通、県立青少年の家、伊野スポーツセンター、青少年体育館、野球場、テニスコートなど、県民の交流の場となっています。入居当時、交通事故の多発、空き巣、通学路に変質性異常者の出没など、バイクの暴走族の出没など、次々と発生、その都度関係機関へ通報し、現在でも町内会、PTA、学校、行政、伊野署とともに、定期的にパトロールしているところでございます。 警察官派出所設置要望について、当初より井上町政、山岡町政、伊藤町政とともに町内会が伊野署に足を運び設置の要望をしてまいりました。平成7年9月には八田、天王、池ノ内の協力で伊野南地区として要望書として、町、伊野署を経由で県警本部長に提出した経緯があります。そのころの回答は、県警全体の人員の配置の縮小化傾向にあり、非常に難しいとのことでありました。しかし、高知国体の関係で、少し配置人員にゆとりがあると私には思われます。 今後も南地区の位置づけで取組むべきだと思います。南地区の人口6,200人あり、地域住民の安全と生活を維持するには、警察官、派出所は是非必要な施設として、現在町内会が主体で地域住民挙げての署名運動を進めているところであります。また、町議会としても議長名で南地区として県警本部長への要望していただけると聞いております。地区住民の一人として心強い限りでございます。私は、南地区警察官派出所設置に関する要望は、今回がラストチャンスのような感じがいたします。そして、天王地区には南5丁目の天王コミュニティーセンター北側と県道の間に派出所予定地と消防屯所予定地を合わせて150坪の町有地が確保されております。 そこで、町長に伺います。現在の感触はどうでしょうか。また、行政としてどのような位置づけで場所、時期的なことなど、どのような手順で取組むのかを伺いたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 近内議員の第1回目のご質問にお答えをいたします。 私からは、中山間地域の活性化に向けてお尋ねがございました。先進地への地区民を視察させる考え、また村おこし等の具体的な施策について、あわせてお答えをいたしたいと思います。 中山間地域ではJAの直販所を中心に、地域住民の皆様がみずからが交流や活性化を図っているところでございます。一例を申し上げますと、工芸村、柳瀬地区では農産物やアユのつくだ煮等、地場産品の加工、販売を行っていますし、また成山地区では土佐農業改良普及センター等の関係機関と連携のもと、地元主体で七色の里加工グループを立ち上げ、自然豊かな七色の里で年に1度地域の方々の呼びかけにより、町内外の多くの方々が参加できます交流会も開催しておるところでございます。 また、先進地の視察につきましては、一つの方法だとは思いますが、視察前の調査や研究といった事前対策がなくては、町からの支援効果は上がらないものと考えておるところでございます。伊野町におきましても、高齢化や後継者不足が進む中で、村おこしは大変難しい面がございますが、住民の皆様みずからが主体性を持っていただき、協議する中で、行政として地域の活性化に向けた具体的な行動、企画に対しまして支援を行ってまいりたいと考えています。 次に、駐在所の設置についてのお尋ねがございました。総務課長から、本日森木議員にお答えしましたのが趣旨でございますが、経過等もご質問の中にありましたので、私の方からもお答えをさしていただきたいと思います。 まずは、質問の中にもありましたが、国体後の県警の人事につきましては、町としては全くわかっておりませんが、最近の犯罪や未遂事件等の発生状況を見ますと、駐在所の設置は私も必要であると認識しております。現在、池ノ内、八田、天王地区では、駐在所設置に向けた署名活動を実施していると報告を受けております。また、今議会においても、議員の皆様方による要望書も提出されると伺っておりますので、私といたしましても、用地提供は伊野町所有の土地、土地開発公社の土地、またJAの所有する土地との交換等を含めて、伊野署の方にはご提案を申し上げているところでございまして、議員の言われるとおり、この機会を逃すことなく、一日も早く設置していただけますよう、高知県警察本部長へ要請するよう準備を進めているところでございます。 私からは、以上でございますが、先ほど申しました基金運用につきまして、町長へのご答弁を求められましたが、個々の事業への活用もございますので、総務、財政企画の担当課長の方からお答えをいたします。 私からは、以上です。 ○議長(西川かず子君) 総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 6番、近内議員の基金運用のあり方の見直しについてのご質問にお答えをいたします。 基金につきましては、それぞれの目的を持って積み立ててるところでございます。 まず、ふるさとづくり基金でございますが、多様な歴史、伝統、文化、産業を生かし、独創的、個性的な地域づくりの推進を目的として積み立てておるものでございまして、これまでに天王テニスコート建設、天王コミュニティーセンター建設、町立図書館建設等に充当してきたところであり、またソフト事業では手すき和紙後継者育成事業にも充当してきたところであります。水資源対策基金につきましては、仁淀川高知取水に関する協定に基づく地元対策費と仁淀川水質等環境保全対策費を元金としておりまして、環境保全対策費につきましては、伏流水等の調査、製紙排水処理施設整備補助等に活用しているところでございます。地元対策費については、水源地確保のための活用のみとなっております。この基金は運用目的が定められておることから、運用の見直しを行うには条例改正が必要でありますので、条例改正も含め、基金の運用につきまして、仁淀川環境保全対策協議会、町議会水資源対策特別委員会にお諮りしてまいりたいと考えております。 次に、美しいまちづくり基金についてでございますが、清流仁淀川をさらに将来に持続させ、健やかなる郷土をつくる先導的な事業に対する助成を目的に設置しておりまして、基金の運用益を生ごみ処理施設購入事業補助に活用しております。 いずれの基金につきましても、今後におきましてその目的を遵守しながら有効活用を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 公民館館長。      〔公民館長 尾崎和敏君登壇〕 ◎公民館長(尾崎和敏君) 6番、近内議員の一般質問、生涯スポーツ、生涯学習について、教育長に代わりましてお答えいたします。 まず、国体後の町民に対する生涯スポーツ振興の方法であります。今年は、国体開催という高知県のスポーツ史に歴史的な一ページを刻む、記念すべき年となりました。町内でも数多くの住民が、これを契機にスポーツへの積極的な参加や運動に関心を持つことが考えられ、それに対する町としての取組みがますます重要となってきております。そのため、今後は多くの町民が無理なく気軽に参加できるようなスポーツ教室の開催や、広報紙を利用したスポーツイベントへの参加の積極的な呼びかけ、スポーツ指導者の育成と発掘、少年スポーツ教室、親子スポーツ教室等の多様で魅力あるプログラムの積極的な提供等、住民のスポーツを始めるきっかけづくりに重点を置いたものが実施できますよう、関係団体と連携を密にし、また競技力の向上とともに、スポーツを通じて異世代間のコミュニケーションを活発にする手だてを図っていきたいと思っております。 また、町内の国体に関連して整備された施設につきましても、国体終了後に住民が積極的に利用できるように、使用料を県内の類似施設を上回らないようにしていきたいと思っております。そして、行政として住民を取り巻くスポーツ環境整備をサポートしていくことが重要であると考えております。 次に、伊野町の自然について、調査を行政主導でできないかの質問でございますが、伊野町の身近な自然を知ることは、伊野町のことを知るとともに、環境を大切にする意識の高揚につながることだと思います。それは、大人のみならず、子どもたちにおいても重要なことだと言えます。そのため、現在町内の小・中学校においては、総合的な学習の一環として自然、特に河川の水質や生き物についての調査、学習が行われています。また、地域教育推進協議会いのっ子応援団においても、身近な自然を知る、体験する活動を通じて豊かな感性をはぐくむ人づくりに取組んでいます。 町内に生息する動植物の本格的な調査となれば、それなりの専門機関に委託して行わなければなりませんが、小・中学校においては、地域の方々のご協力のもと、学校単位での自然調査等のデータもあり、そのデータを集合化した伊野町全体の資料づくりを検討し、また子どもたちに伊野町の豊かな自然を知ってもらうための町民がみずからの手で実施する調査となれば、小・中学生や地域の大人が交流を深めながら、一つの目的のために協力し合うこととなり、大変有意義なものとなります。そのため、教育委員会としましても、地域教育推進活動など学校教育と社会教育の連携を通じ、環境学習、世代間交流による体験学習、また郷土学習の一環ととらえ、広く町民のご参加を促し、関係機関と連携を取りながら検討をしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 以上で6番、近内敏弘君の一般質問を終わります。 14番、吉良正雄君の発言を許します。14番。      〔14番 吉良正雄君登壇〕 ◆14番(吉良正雄君) 今日は、執行部の方々もけさ早朝から大変議員のそれぞれの一般質問に対して苦労されておることだと思います。議員の皆さん方も、聞く方も大変だと思いますが、私ども本日の最後といたしまして、余り長いこと言うつもりもないし、長いこともよう言わん訳でございますが、2点通告をいたしておりますので、まず1点目には、国土地籍調査、これは住民向けの内容説明ということですが、地籍調査に対する理解と認識を深めるために通告をいたしております。非常に遅れておる地籍調査について、一部森林組合に委託をしてはどうかと、それと2点目に、波川地区の整理事業、区画整理でございますが、これの見直しを現在町の方でやられておるということでございますので、この2点についてお尋ねをいたしたいと思います。 国土地籍調査につきましては、国土調査法に基づきまして、しかも国の補助50%、県の補助25%、合わせて75%の非常に補助率のいい事業でもある訳でございます。最近に新聞の中でもいろいろ地籍調査という問題が取りざたされておる訳でございますが、私の知り合いの方も私に、地籍調査とはいったい何ぜよと、話はよく聞いたことがあるが、中身というのが余り詳しゅうわからんと、こういうように言われたことがある訳でございます。私も地籍調査というのは、それぞれ一人の戸籍謄本みたいなものだというように私は説明をした訳でございますが、実際に地籍調査というものがどういうもんであって、どれほど必要性のあるものかということについても、住民の皆さん方によく知ってもらうため、さらにこれから伊野町が地籍調査を進める上において、土地の所有者、その他の方に理解をしてもらうために、町としても広報なり、何らかの方法で、住民にこれに対する説明と理解をしてはどうかというのが私の第1点目の質問である訳でございます。 今後もこの地籍調査については、いろいろ職員の皆さん方も苦労されるということが予想される訳でございます。この地籍調査の必要性については、もちろん私が今ここで申すまでもない訳でございます。 国土省の資料によりますと、現在の登記に使われている図面です。これは明治6年、1877年地租改正に際してつくったもんでございます。この地租というのは私が言わいでもわかる訳ですが、徳川幕府から明治に変わる、それまでは年貢、これは年貢というらしいですが、年貢をそれぞれ役所の方に届け、それを米にかえておった。ところが、この明治の6年に入りまして税金を取るためにこの図面をこしらえなければならない。しかも、これに対する知識は非常になかった訳でございますので、住民の皆さん方、代表される方々にこの測量を依頼をして政府が行った訳でございます。この図面をこしらえたのは、130年ほど前のことでございます。そのときにこしらえた図面でございますので、全部がほとんどが素人の方の測量でございますので、実質と面積の違うことは、これ言うまでもない訳でございます。 境界の問題において非常にトラブル問題が続いておる訳でございます。6月議会で私が建設課長に鉱山道の、いわゆる鎌田から高野ヶ谷線の道の関係で、用地の所有者と現状を使用されておる方と、それから官、民の境界線が非常に難しゅうて、これで難航しておるということが、6月議会で私の質問に対する答弁もあった訳でございます。確かに、用地買収、公共事業の問題を行うにいたしましても、そういう用地の問題が何といっても大きなネックになるということは、皆さんもご承知のようでございます。 本県の地籍調査の進捗率は、13年度、昨年までに3割強と聞いております、高知県の場合。その進捗状況の原因はいろいろある訳でございます。まず、高知県の場合には山林が非常に大きいということでございます。実質、その条件的にそういう問題とか、さらには要因には高齢化が進み、境界の管理が十分にされてないというのが現状でなかろうかと思う訳でございます。 国土省が現在の各自治体の調査の進捗が悪いということから、平成12年5月より外部団体に対する委託を認可をするという通知、これ伊野にも来ておる訳でございます。そこで、香北町の場合をとってみますと、香北町が昭和63年度から19年計画で完成をするという目標を立てて地籍調査を開始をいたした。香北町の面積は130平方キロでございます。これの約89、90%が山である訳でございます。そういういろいろ条件的なもんもございまして、現状ではなかなか予定のように進まないということから、県の土地対策課の方と協議をいたしまして、外部委託を検討してきた結果、香美森林組合に山林部分を平成12年11月1日より2カ月間で確認作業というのを始めておる訳でございます。昨日聞いてみますと、森林組合とこれで3回目の契約をされて、現在では昨日の段階で私が直接役場の方に聞き合わせてみますと、24%の進捗状況だというように言われておる訳でございます。森林組合に委託をされておるところも調査をしてみますと、島根県、広島両県で13市町村で行われている、こういうように言われておる訳でございます。非常に先進的な取組みの調査がやられておる地域がある訳でございます。その調査の委託によって、森林管理が行き届く、さらには組合の事業拡大、雇用面、さらには経費の節減にもつながってくる訳でございます。一石二鳥も三鳥もの効果があると、県は全面的にこれにバックアップをするというように県の土地対策課は言われておる訳でございます。 県内の調査の進捗率は、全国平均よりか8%、高知県の場合低いということで、現在33%と言われておる訳でございます。これも昨日確認をしました、間違うておりません。高知県では本川の8町村が完成をいたしておるように伺っております。伊野町の総面積が約100平方キロメートルでございます。それの8割が山林でございます。香北町と一緒に山林を持って非常に調査にも苦労される点があろうかと思う訳でございます。これも香北町同様に高齢化が進み境界がわからない。そしてそういう立地条件が非常に悪いということでございまして、これ平成8年ですかね、伊野町がこれに取組んだのは8年だと思います。それから現在までの進捗状況、先ほど課長もここで答弁をされておりましたが、実質伊野町が15.1%の進捗状況と言われておる訳でございます。前町長が、国体が終われば地籍調査については総力を挙げてこれに取組んでいくと、早急にこの問題の解決を図らなければならない、これは同僚のここにおられる副議長さんにも、前の町長はそのように言われた経緯がある訳でございます。 私はこの問題を早期に完成をするためには、いろいろの英知をお互いに出し合わなければならないので、一部この森林につきましては、そういう点で香北町のように森林組合に委託をしてはどうか。また、この森林組合に、先ほど私がちょっと言ったように、調査をするのにはですね、確認作業を進めるには境界の問題もある訳でございますが、ここでこの地域のお年寄りの元気な方、これは森林組合の方もそういう境界というのは大体がわかっておる訳ですが、昔の境界というのは、大体これは山の畝境とか、谷とかということをやっておる訳でございます。私が大内ですが、大内でも上の端です。大内は小鎌田からはじまって大内の南の谷、これが大内でございます。地籍調査も当時の方が上からやった訳でございまして、上の人は、これ素人ですが、間竿というて、今2メーターのものが間竿で縄をくくってこのようなシェロで編んだ縄だと思いますが、私が聞くところによると、これをほおって何間何間という地籍の面積を出しておったと。しまいの方には面倒になって上で弁当を食べ、座ったまま、大体の目安で書いたというので、しまいの方には実測よりか3倍以上もある山林もあると、このように伺っておる訳でございます。そういう点で、今後町の方においてもこの地籍調査をやるためには、非常な苦労もあろうと思う訳でございますが、そういう点で早急に行くためには、一つの案として森林組合の方に委託をするという考え方について執行部の考え方をお尋ねをいたしたいと思います。 ちょっとこれ水を。後は早いき。 2点目に、波川地区の区画整理事業、これについてでございます。 伊野町の表玄関が枝川ということなら、裏玄関は波川ということになる訳でございます。これ私が言ゆう訳で、別にそういうあれはないんです。天王の方が、おらんくの方が先やと、こういう人があるかもわからんけんど、大体筋からいうと、33号を中心にしたまちづくりのためにはそういうふうな方向ではなかろうかというのが私の考え方である訳でございます。 現在、市町村合併が進められておる訳でございますが、合併までにきちんとせねばならない、問題を解決せねばならない問題が伊野町には幾つかある訳、山積しておる訳でございます。 1つがこの波川の市街化に伴う区画整理事業の問題である訳でございます。早期に推進をしなければ、もう家も建ち、どうにもにっちもさっちも動かなくなるというのが、私の現状の見方である訳でございます。県が市街化に認定をしてから、もう既に20年が経過をいたしておる訳でございます。これは、当時は組合施行、組合施行でないとこの認可がおりなかったというように聞いておる訳でございますが、そのために町も随分これには補助金も何度か出しておる訳でございます。ところが、なかなか進まないということで、町の方がみこしを上げたというのが現状である訳でございます。当時の認可申請をするときには、私もこの問題で何度か地区に呼ばれて行ったことがございますが、当時は80%の方が同意をすれば県の方に市街化の申請ができるというように言われておりましたが、現在ではなかなかそういってない。それが行政の私は甘さでなかったのか、このように思う訳でございます。 最近に地域の見直し、区画の見直しというのが建設課の方でも、町の方でも言われておる訳でございますが、私もこの灘地区については、当時の建設課の担当であった、最後課長をやられておりました三谷さんと灘地区に呼ばれて組合の方に行った、そのときに国沢さんらあも同席した経緯もある訳でございますが、そのときのいわゆる減歩率ですね、減歩が、道をつけたり、いろいろ経費がかかる減歩率が組合でやる場合には25%ある、このように聞いておった訳でございます。行政がやると25%以上になるというように言われておりましたが、それはある程度経費の安いがで測量をやったりとか、いろいろ関係があるので町がやるとどうしても経費が高くなるということから、組合組織でやれば24%だと、このように言われておった訳でございますが、現在言われておる中では、減歩率が平均が22.4%、最大で減歩される方が40%、少ない人が19%、格段の差がある訳です。なかなかこのような状況でいくと、この地域の区画整理というのはなかなか困難な状況であろうかと思う訳でございます。現在は3分の2以上の同意の面積があればということで、前町長は平成12年12月の議会において現在、対象者の20%が同意を得、さらに80%の方にまだ了解や理解が得られてないと、こういうようにいわれておる訳でございます。それが遅れの理由であった訳でございますが、なかなかそうすると現在の状況から見たら、まこと縮小して何とか地域の見直しをしなければならないというような状況にあろうかと思う訳でございますが。これ、私の資料の中で57年のこれは6月議会です。当時山村建設課長が、これができなければやはり調整区域に戻るだろうと、こういうように言われておるが、その後でなかなかもうこれは後へは戻らんと、現状を見たときに全く戻らないと。そういう状況であるが、町としても執行部としても現段階での区域の設定、見直しについて作業を進められておると、こういうふうに言われておる訳でございますが、この今の説明会が終わると事業認定の申請に取りかかると。平成12年の次年度までには事業認可に向けて境界の確認、測量を行い、13年度に換地設計と補償の設計計画を行うと、このように言われておる訳でございますが、現在では町営の施行である訳でございますので、現在の進捗状況と、見直しにする区域をどのような位置に置かれておるのか。これからまださらにこの問題が難航するのが予測される訳でございます。波川の灘地区には、これ市街化区域になったばっかしに、これ川内の人も大分おりますが、あの灘線、灘線というのは、嵩上げしあの水路が非常に危険な状況があるんです。これも私もこの議会で何度かこの問題を申し上げたことがあった訳でございますが、町道の整備もできない、これは区画整理事業の中の一環としてこの問題が入っておる関係でできないということでございますので、そういう点も考えて、これからのやはり地域の活性化、やはり環境美化の問題のためにも、一日も早くこの区画整理事業を軌道に乗せていただきたいというように思う訳でございますので、今後の町のこれに対する取組み等をご説明をしていただきたいと思うて、1回目の質問を終わります。 ○議長(西川かず子君) 執行部の答弁を求めます。総務課長。      〔総務課長企画財政課長 岡林正憲君登壇〕 ◎総務課長企画財政課長岡林正憲君) 14番、吉良議員の国土調査のご質問にお答えをいたします。 国土調査事業につきましては、16番、永野議員にもお答えしたところでございますが、平成8年度より実施をしておりまして、本年度は柳瀬と勝賀瀬山の2地区を調査しているところであり、関係者には調査についての事前説明会を開催し、周知しているところでありますが、町民全体への周知につきましては事業開始時に町広報に登載しただけでありまして、吉良議員さんの言われますように、町の事業について周知することが重要であり、事業の概要等について町広報に登載してまいりたいと考えております。 次に、森林組合への事業の委託でございますが、国の補助制度上は委託施行も可能となっており、これまで森林組合に受託意志がありませんでしたが、吉良議員のご質問を受け、再度受託意志の有無、また体制等について確認をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(西川かず子君) 建設課長。      〔建設課長 井上正男君登壇〕 ◎建設課長(井上正男君) 吉良議員の波川区画整理についてお答えいたします。 波川地区の土地区画整理事業は、25.7ヘクタールを対象に計画したところでございますが、いまだに15%の地権者の同意が得られてなく、面積的には17%の同意が得られておりません。区画整理の事業の実施に当たっては、国や県からも100%の同意を得ることは望ましいとの指導があっております。しかしながら、町といたしましては、波川地区の道路網、排水路整備などについて促進すべきことであることは十分認識いたしておりますので、まちづくり総合支援事業を実施しているところでございます。 進捗状況につきましては、現在事業計画のための測量など、計画書の作成などを住民の皆様と一緒にしていただける会社を選定したところで、今いろいろな方面の案を計画しております。 今後におきましては、区画設定見直しも含めまして、住民の皆様のご意見を重要視しながらまちづくりの事業計画を策定してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(西川かず子君) よろしいですか。      (14番吉良正雄君「了解」の声) 以上で14番、吉良正雄君の一般質問を終わります。 お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(西川かず子君) 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 明日、午前10時再開いたします。 本日はこれで延会いたします。 お疲れさまでございました。      延会 15時13分...